こんにちは。毎日雨ですね…

こんな時は、ジェジュンの歌声に浸って、自分と彼だけの世界に閉じこもりたくなります。
雨の音と彼の歌声だけの世界。

彼の歌を聞きながら、私は、どうしてこんなに彼に嵌ったのだろうと思うときがあります。彼を知るまで、私は、ポップスを殆ど聞きませんでした。
興味がなかったのです。

私は、学生の頃から、ずっと歌の世界でやってきました。
いつも聞く歌は、専門分野のものばかり。
私にとって、歌は、決して心を癒してくれるものではなく、心がザワザワするものでした。
人の歌を聞けば、「ああ、音が下がってる」「ああ、声が抜けてない」「ああ、どうしてこんな歌い方するんだろう」etc.etc.

いつも人の歌を聞きながら、そんなことを思う。
歌を聞いて、自分の心が癒されたり、元気になったりしたことはありませんでした。
私にとって、歌は、そういう存在だった。
上手い人の歌声を聞けば、「どうやって声を出しているの?」「ああ、こういうふうに歌えばいいのか」いつも自分の歌と比較して、聞いている。
それは、勉強対象にはなっても、決して楽しむ対象のものではありません。

ですから、いつも心から楽しもうと思えば、音程の外れた、本当に聞いてられない、アイドルの歌を楽しんでいました。
その歌が、下手であればあるほど、私は、心から楽しめた。
それは、何も考えないで、ただ聞けたから。

JJの歌を聞いたとき、まだ、彼は5人でした。
私が、初めて彼の歌を聞いたのは、「Stand by U」これが、彼との初めての出会いです。
解散問題が浮上していた年末年始にかけての頃でした。
5人で歌う歌声の中に、ただ一人だけ、抜群の伸びと私達専門家がよく使う「抜ける」発声をしている人がいました。
その人は、高音部は見事に「抜け」中音から低音にかけては、見事に鼻腔に響く、俗に言う「当たる」発声をしていました。

その人の歌声を聞いたとき、私は、初めて、ポップス歌手の歌う歌で心が満たされました。
彼に出会うまで、私の心を満たしてくれる歌手はいなかったからです。

私は、彼の歌声を追い求めて、貪るように聞きました。
歌を専門にやってきた人間として、初めて、「歌で心が癒される」という体験をしました。

彼の歌を生で初めて聞いたのは、京セラドームでした。
彼が、本当に身体を使って、歌い上げている姿を見て、心から「上手い」と思いました。

こんな歌手は、日本のどこを探してもいません。
彼のような歌声と歌い方を持つ歌手を、私は知りません。

彼は、唯一無二の人なのです。

私は、彼が歌手としてある程度、完成されてからのファンです。
しかし、彼の歌声が、彼自身の努力によって身に付けたものであるということも知りました。

同じ歌をする人間として、彼の努力のプロセスを想像し、たどることが出来る私は、幸せで、音楽をやってきて良かったと心から思った瞬間でした。

先日のJYJファンミで、2曲の歌を聞きました。録音機材を通してしか聞いていませんが、彼は、見事に修正してきましたね。響きが、ロッテや台湾ファンミとは比べ物にならないくらい、いい状態になっていました。
さすがだな…と思いました。

彼は、必ず修正してきます。
京セラの時の2日目も、見事に修正してきました。

いつも、自分の歌に奢ることなく、常に点検し、修正してくる彼を、本当に歌手として尊敬します。
多くの歌手が、その場限りの歌を歌いっぱなして、流していくのに対して、彼は、必ず修正し、いつも上のもの、よりよきものを目指してきます。
その彼の姿勢が、私は大好きです。

決して、自分をごまかそうとせず、あくまで探求する心。
この姿勢が彼にある限り、歌手キム・ジェジュンは進化し続けます。

そんな彼と同じ時代に生きることが出来る幸せを心から感じます。
歌手キム・ジェジュンに出会えて、彼の歌声に出会えて、私は幸せです。