昨日は、彼の年内入隊のニュースが流れ、ざわついた気持ちになった人も多かったのではないのでしょうか。
心のどこかで覚悟はしていても、時期を特定されると、もう本当に彼に残された自由な時間は僅かしかないのだとあらためて思います。
ソロコンが発表されたとき、彼の残された時間や、今の事務所の状況、そして、契約の事などを考えたとき、これが最後の日本活動になるかもしれない、と漠然と思いました。
その根拠は、いろいろありますが、どれも真実かどうかはわかりません。
ただ、言える事は、ソロコン開催の話は、東京ドームの時には、おそらく彼にはわかっていたということ。
そして、その開催には、事務所が殆ど関与していなかった、ということだけです。
日本のスタッフを大量に使い、日本のビジュアル系バンド(彼らは、あのような大きな会場でコンサートをするのは初めての経験でした)の弟分とも言えるメンバーを揃え、吉本興行が関与、e+チケが販売ツールとして使われた時点で、事務所の関与は殆ど考えられない状況になりました。
結局、ソロコンもFMへの出演も彼自身が、彼自身の力でもぎ取った日本活動です。
彼のコンサートを観ながら、今回ほど、無力さを感じた事はなかった。
この3年間、彼が、この日の為にどれぐらいの犠牲とどれぐらいの努力を払って、このコンサートを開催することにこぎつけたのかを考える時、私には、ことばがありませんでした。
彼が3人になってから、いつも彼の為に何が出来るのだろうと考えます。
そしてファンとして彼の為に何も出来ないこと、何の力にもなれないことに気がつくのです。
この3年間に彼が流した涙は、日本活動を続けていれば流さなくても良かった涙なのかもしれない。
3年前に日本を去るときの羽田での彼の姿、仕草を見れば、ファンとして気づくべきだったのに、何が彼に起こっていたのかも知らない呑気なファンだったこと。
この3年もの間、彼は、どんなに理不尽な事を言われても、どんなに傷つけられても、一言の弁解もしなかった。
どんなに傷ついても必ず自分の力で立ち上がって来ました。
そんな彼を一人のファンとして見守る事しか出来なかった事が、本当にただただ申し訳なく思うのです。
彼は、きっと入隊するまでの間に日本活動再開にベストを尽くすと思います。
それは、彼が、日本ファンの心を理解したから。
彼が日本へ帰ってきて活動することを望んでいるファンが多いということを確信したから。
ソロコンサートは、彼の意思表示の場所でもあり、ファンの意思表示の場所でもありました。
この3年間、ずっと日本へ特別な感情を持ち続けてくれた彼の気持ちを私は守りたい。
彼がこれからどんな過酷な状況になっても、彼の中にある日本への思いが消えてしまわないように、それだけを祈るような気持ちで願っています。
横浜アリーナで彼が目指したものは、「日本活動再開」の意思表示だったと思います。
JYJの音楽の確立が、実現されないまま、メンバー各人がソロ活動を活発に行う中、彼だけは、自分のやりたいことをハッキリ提示していないように見えました。
彼が、この3年間に活動したのは、ドラマ2本と映画1本です。
彼の音楽活動は、JYJの為に封印されたかのように、歌うことをしませんでした(OSTを除いて)曲作りをしても、それは、発表されることもなく、すべてがJYJ音楽の為のもののような感触を受けました。
「ソロ歌手にはならない」と何度も発言し、JYJでも自分の作った歌でさえ、自分をメインに据える事はしませんでした。
彼の歌声は、私達の耳から、遠ざかってしまった。そんな彼が、今年になってソロ歌手活動を始めました。
そのきっかけは、事務所の都合によるものだったかもしれません。
あれだけ音楽にこだわる彼が、たった5曲のミニアルバムを準備期間も十分取らず、発売し、コンサートを行なった事。
それは、彼の本意だったかどうかわかりません。
頑なに拒否していたソロ歌手としてのステージ。ミニコンサートとはいえ、彼は、そのステージで本来の歌手としての欲求を思い出したのだと思います。
今までファンミなどで2曲ほど歌うステージとは全く違う世界。
一人で歌う世界を経験したことによって、彼の中にハッキリと歌手としての欲求が自覚されたのではないかと思います。
歌い手は、一つのステージを経験すると達成感と共に、次の欲求が芽生えてきます。
それは、限りない欲求です。
そして、そのチャンスを求めたくなります。
そうやって得た経験の中で彼の心に変化が生まれたのは確かだと思うのです。自分がやりたかった音楽は何だったのか。
自分が歌手として歌いたいものは何なのか。
それを突き詰めて出した答えが、「JeJung」であり、「ジェジュン」になること。
他人の日本語の歌を自作曲をやめてまでも歌った彼のソロ歌手としての気持ちだったと思います。
彼は、日本語の歌が歌いたかったし、歌いたいのです。
日本語の歌を歌うときの彼は、韓国のKim Jaejoongではなく、JeJungだと意思表示しているのです。
JeJungは、JYJのメンバーではなく、あくまでも日本でソロ活動していた頃の「ジェジュン」であり、JPOP歌手のJeJungなのです。
これは、彼の大きな意思表示だったと思います。
あれだけソロ歌手としては歌わない、と言っていた彼が、ソロコンサートを開いたこと。
自分を「ジェジュン」といい、「JeJung」として、日本の歌を9曲も引っさげて帰ってきたこと。
決してメディアに出なくても、業界人は観ています。
あのコンサートは、彼の強烈な「日本活動」へのアピールだったと私は思うのです。
彼が、何度も何度もメンバー活動にこだわり、発言する度に、それでも彼はソロ歌手としていつか歌うと信じていました。
彼の中に日本での成功体験と、日本語の歌による歌手としての解放感がある限り、必ず彼は、日本語の歌を歌うと確信していました。
彼が、9曲も日本の歌を歌った事。彼は、何を伝えたかったのでしょう。
コンサートをプログラミングする時、私達歌手は、自分が最も歌いたい歌と、最も得意とする歌を並べます。
そして、自分の可能性に挑戦する歌も。
歌手として、次の目標にするべき課題の曲にも挑戦します。
彼が、ソロコンサートを終わって、その後、JYJのファンミでさえも日本語の歌を歌い続けた事。
韓国ペンの日でも、日本語の歌を歌ったこと。
この意味は、大きいと私は思います。
それは、紛れも無く彼の「日本語の歌を歌いたい」という意志の現れだからです。
ソロ歌手として、日本語の歌を歌うことに躊躇しなくなった彼の決断と強固な意思は、次に何を提示してくるのでしょう。
彼は、決してリップサービスをしない。
そんな彼が、「日本語の歌を出せるように頑張る」「日本でCD、アルバムを出せるように頑張る」と言った意味は大きいと思います。
きっと兵役が迫っている事は、彼の中で十分分かっていること。
「時間がない、うんうん、ホントに時間が足りないです」と何度も言った彼。
それでも彼は残りの時間を最大限、可能性を探ってくる。努力してくる。
彼はそういう人だから。
あそこまでハッキリ日本活動への気持ちを口にした彼の気持ちの変化、彼の心の踏ん切りをあの放送を聞きながら、私は感じていました。あの時、日本にいた彼は、間違いなく3年前に日本にいて、自由に自分を伸び伸びと表現していたジェジュンでした。
彼が、自由に自分を表現出来る場所、彼がジェジュンでいられる場所を守って彼の帰りを待っていたいと思います。
ファンの一人として、これからも彼の日本への思いと日本語の歌への思いを支え続けたいと思うだけです。
彼がこの日本で活動を再開するその日まで。
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