最後にコメントを書きました。
(2015年、消失した記事を復活させた時に追記しています)

 

皆さんは、C-jesに対して、どのような印象をもっていらっしゃるでしょうか?

元犯罪者が代表を務める事務所
バックに黒い影が見え隠れする事務所
有名なブロガーが、よくないと言ってるのだから、とにかく危ない事務所
どんな事務所なのか全くわからない・・・etc.

では、SMを出て、C-jesで仕事をしているジェジュンたちに対しては、どう思っていますか?

一刻も早く、C-jesを出て、SMに戻ってもらいたい
今のジェジュンを見ていると、幸せそうに見えない.どうして、C-jesにいるのかわからない
SMでもC-jesでもなく、全く別の事務所に移ってもらいたい

3人は、いったい何がしたいの?高額チケットや、過密スケジュール、スムーズにいかないコンサートなど、お金儲けに走っているようにしか見えない・・・etc.
これが、今、私たち日本人ペンが持っている一般的な考えではないでしょうか?

私は、彼がSMを訴え、解散報道が出てから、本格的なファンになりました。
自分なりに情報を集め、裁判記録も読みました。
沢山のblogも読みました。また、有名なブロガーのオフ会にも参加しましたが、私が必要としている情報には、なかなか辿りつけませんでした。

調べている間に私の中には「ある考え」が生まれ、確信に近いものに変わって行きました。けれども、それを確かめる事も出来ないままでした。日本のblogに私の必要としている情報を持っているところは、どこにもありませんでした。
いろいろ言われていますが、私は、今も過去も1度も彼にSMに戻って貰いたいと思った事はありません。

これから書くことは、情報操作されている日本において、すぐに信じることが出来ないかもしれません。
しかし、要旨だけは、何度も、3人の広報ブレーンを通して、公式に発表されています。

また、この訴訟問題に隠された真の争いを察知した、日本のマスコミ各社は、その後、急速に関連記事を掲載することをやめました。
唯一、アエラにおいて、特集記事を掲載しています。

私は、その記事と韓国から得た情報をもとにこの記事を皆さんに示します。

(1)C-jesの位置
「SMを出た3人は、どこにも拾ってもらえず、Cjesに雇われた。」

これが、日本の認識です。
しかし、これは、事実では、ありません。
C-jesは、3人に雇われています。
C-jesは、日本で認識されているような事務所ではありません。

3人が、音楽の仕事をしていくとき、必ず、マネージメントする会社が必要になります。
また、レコードを発売するときは、レコード会社が必要になります。
宣伝をするとき、公式発表するとき、これらは、すべて、広報ブレーンが、必要になります。
今、これらを担当している会社は、すべて、3人が、自分たちの活動を円滑に実行していくために、雇ったものです。

これが事実かどうかは、以下のいくつかの事例によって、確認できます。

*なぜ、ユチョンのドラマのOSTは、発売が大手レコード会社ではなかったのか?
また、音源提供すら、スムーズに行かなかったのか?

ユチョンのドラマのOSTにJYJの3人が、参加するということが、発表されてから、発売を引き受けるレコード会社は、難航しました。
それは、3人が、参加することになったため、大手のレコード会社が、引き受けなかったからです。

*なぜ、引き受けなかったか・・・
その理由は、後から述べる「真の意味での戦い」に記載しますので、ここでは、割愛します。
また、音源提供すら、スムーズに行きませんでした。
この2つには、大きな妨害がありました。

*ニューアルバムは、なぜ、ワーナーミュージックから、出ることになったか?
このアルバムの発売は、ジェジュン達がレコーディングした7月の時点で、ワーナーから出ることが決まっていました。
この時点で、まだ、エイベックスは、日本での発売権を取得することが可能な状態でした。しかし、なぜかワーナーミュージックジャパンに発売元は決まっていました。(エイベックスが、この時点ですでに、3人の活動を休止する予定だった可能性は、大です。)

*エイベックスが、C-jesの代表者ベク氏の前歴を理由にジェジュン達にC-jesとの契約を解除するよう、求めたとき、ジェジュン達は、Cjesの代表者をベク氏から、別の人物に変更する用意があると伝えました。
もし、言われているように、ジェジュン達がC-jesに雇われているのなら、代表者を別の人物に代えることがことができるでしょうか?
会社の社長を代えるということが、果たして、そんなに簡単にできるでしょうか?

JYJが、今回の活動を初めてからの各会社を確認すると、以下のようになります。

1.コンサートなどの企画、会場手配、プロモーション活動を担当する会社

2.広報・渉外を担当する会社

3.レコード発売、音源流通を担当する会社

1にあたる会社が、C-jesです。

2にあたる会社が、PRAIN

3にあたる会社は、OSTもニューアルバムも、各国のワーナーミュージックです。

これらの会社は、あくまでも、3人の活動をそれぞれの部門で請け負っている会社にすぎません。
彼ら自身が、自分たちの仕事をプロデュースし、実行に移しているのです。

なぜ、このような形態を取っているのか・・・
それは、定かではありません。
ただ、彼ら3人が、SMを出たとき、確かに自分たちを引き受けてくれる事務所は、なかったはずです。
また、既存の事務所では、自分たちの考えを忠実に実行できる事務所は、なかったと思います。

しかし、多くの俳優がするように、個人事務所を立ち上げて、自分たちが矢面に立って、活動していくには、彼らは、余りにも若すぎました。
そして、また、彼らの前に立ちはだかる壁も大きかったといえます。

これらのことを読んで、あなたは、どう思いましたか?
それでも、やはり、彼らは、C-jes社に雇われていると思いますか?

エイベックスが、活動休止を発表した時、その根拠は、「代表者ベク氏の前歴」でした。
それに対し、世宗は、「代表者を代えると言ったにもかかわらず、聞き入れられなかった。」と言っています。
ジェジュン達のこの問題に対する一貫した主張は、世宗が、代弁しています。

ところが、3人の意志を代弁する世宗が、上のような主張をどんなにしても、日本はもちろんのこと、韓国でもこの主張は、なかなか聞き入れられず、ここ日本においては、完全に、C-jesは、3人を食い物にする悪徳事務所というレッテルが、貼られてしまっています。

なぜ、多くのファンは、3人の言葉を信じず、このようなレッテルを貼ってしまったのでしょうか?

その理由を示す前に、3人の訴訟問題は、どういう目的で起こされたかを考えたいと思います。

 

(2)3人の訴訟の真の目的

昨年7月、3人は、所属事務所SMを訴えました。

その主目的は、13年の長期に渡る契約期間の解除、契約を履行しなかった場合の法外な違約金の是正、「東方神起」としての活動によって得られた収益の正当な分配、また、5年間に渡る過密スケジュールによって精神的・肉体的に受けた甚大な被害に対する賠償でした。
これが、大きくマスコミ等に取り上げられ、「奴隷契約」と「活動によって得られた収益金の正当な分配」に人々の関心が集まりました。

そして、3人がこの訴訟を有利に運ぶためにカシオペアの代表者を利用しようとしたという625事案や、多くのルーマーが流布されました。

10月に3人の1部勝訴(個人活動に関する契約の自由)が認められて以降、SMは、3人の「東方神起としての専属契約」の有効性を盾に全面対決の構図を描き始めます。また、自分たちとの契約が発端ではなく、シアパパが中心となって3人の親族が始めた中国の化粧品事業への投資が、発端であり、3人の利己的な金銭門題が原因であると決めつけました。
そして、それ以降、3人の活動に対する妨害、執拗な誹謗中傷が始まります。
こうやって、私達ファンは、彼ら3人が、自分たちの利益の為に「東方神起」を脱退し、新しい事務所に移り活動を始めたように見えました。

しかし、本当にこの訴訟は、彼ら3人の個人的な契約や利益配分に関する訴訟なのでしょうか?

彼ら3人が、個人的に活動を始めてから、多くの妨害が行われてきました。
特に、JYJとして、本格的に活動し始めてからの妨害は、記憶に新しいものです。

前述したユチョンドラマのOST発売妨害、音源流通妨害は、あきらかで、大手のレコード会社、音源流通会社に圧力をかけました。そのため、日本でも、大手流通が困難な状況になり、発売当初は、大手レコード店で取り扱えたのは、新星堂だけです。
また、ニューアルバム発売前のプロモーション活動において、「東方神起としての専属契約が有効中であり、なおかつ、係争中にも関わらず、JYJとしての活動することは、認められない」として、「JYJに対する放送交渉・および出演などの自制要請」を韓国大衆文化芸術産業総連合会会長は、公文書(後日、報道が大きくなり、急遽公文書ではないと否定したが、あきらかに公文書の形態をなしている申し入れ書)を作成、各関係機関に出している。

SM社は、JYJのニューアルバム発売の発売停止措置を求めて、訴訟を起こした。  etc.

なぜ、ここまで、業界全体を巻き込むような、妨害工作がされているのでしょうか?

現在、JYJは、テレビをはじめとするメディア関係で歌を歌うことは一切できない状況になっています。

 

(3)訴訟の裏にある真の戦い

以上の事案から見えてくる構図は、単に、3人の個人的金銭・契約問題だけにとどまらず、大きな隠された問題が見えてきます。
長年、韓国の芸能界は、幼少時代の子供を対象に各種オーディションを実施し、優秀な人材を発掘、練習生として鍛え上げ、デビューさせてから、投資金額を回収するという、独自のシステムを発達させてきました。このシステムによって、東方神起をはじめとする多くのスターを輩出し、韓国の芸能事業を、一大国家事業にまで、押し上げてきたと言っても過言ではない状況を作りました。

その裏では、契約の長期化・収益金の不当分配、肉体的・精神的な過重拘束など多くの負の問題を抱えながら発展してきました。
そして、その犠牲になってきたのは、いうまでもなく、所属アーティスト達です。
そして、そのシステムを作り上げてきたのは、SM社でした。SM社のアーティストが、事務所を訴えるのは、ジェジュン達が、初めてではありません。HOTに始まり、何人かのアーティストと問題を起こしてきています。また、その度に、国家公正委員会から、契約内容について2度の大きな是正勧告が出されています。
そして、過去においては、すべて、裁判所から、和解勧告が出ており、成立させてくることで、何とか、ファンの反発も、訴えた本人の反発も抑え込んできました。

しかし、今回、3人は、再三の裁判所からの和解勧告に応じていません。これが、現在の3人を活動困難な状況にしている原因です。3人は、どんなに勧告が出ようと、誹謗中傷されようと、全く、意思を変えていません。
では、もし、3人が、勝訴した場合、これは、何を意味するのでしょうか?
これは、AERAの特集記事にも、書かれているように、韓国芸能界のシステムの崩壊を意味します。
今まで、アーティストは、事務所に雇われ、事務所が取ってきた仕事を与えられ、収益を分配されていました。どんなに、収益金が莫大であっても、独立することがない限り、事務所が、多くの収益を手に入れてきました。これが、根底から覆されます。
あくまでも、アーティスト主体の事業が展開され、事務所は、ただ単に、そのアーティストの仕事の処理をする機関としての存在だけになります。これは、おそらく、大物アーティストであればあるだけ、その傾向が強くなってくることが予想されます。
3人が目指している形、3人が成功することは、この新しい形の始まりを意味するのです。
これは、現在の韓国芸能界にとって、一種の脅威です。
音楽配信が進み、CDが売れない今、世界的不況で音楽事業が縮む今、何十万枚というCDを予約だけで売上げ、わずか10分でコンサートチケットを完売させる3人の存在、本来ならば、韓国芸能界も日本芸能界も、喉から手が出るほど欲しい存在です。
けれども、彼らは、決して、今のところ、既存のやり方を認めようとしない・・・
その瞬間から、3人は、業界の敵に回ったのだと考えられます。

 

(4)日本では、なぜ、真実が広まらないのか?

上に示したような情報は、かなり注意深く、韓国からの関連ニュースなどをチェックして行かない限り、日本では、一般的に目にすることはありません。
なぜ、日本では、正しい情報が、伝わりにくくなっているのでしょうか?
それは、この日本では、巧みに情報操作されているからでは、ないでしょうか?

私は、この情報操作について、実際に何度も目にしてきました。また、私の情報も操作されたので、身を持って体験しました。
ある人は、ジェジュンペンと名乗りながら、読者とのやり取りの中で・・・
ある人は、オフ会を通して・・・

両者とも、ジェジュン達が活動休止になった後、何か行動しようとするファンに対して、「今は、何も動かかないで、静かに見守りましょう!」と言っています。
オフ会を開いているブロガーは、立場上、3人の真の訴訟の意味を知りえる立場に十分あると考えられます。素人の私ですら、資料を集め、ジェジュン達のコメントをつなぎ合わせていけば、この訴訟の裏に何があるかは、自ずと見えてきます。私がわかることを、このブロガーが気づいていないはずは、ありません。

また、ジェジュンペンを名乗るブロガーは、やりとりのなかで、ジェジュンではなく、SMに残ったメンバーをフォローしながら、巧みにやはり5人の頃のそれぞれが、1番輝いていて、必ず、5人に戻るまで、気持ちを持ち続けて応援して行こう・・・と誘導しています。

また、C-jesの後ろには、CJグループがいると書いています。これは、事実とは、確認できていません。また、世宗のコメントを信じる立場から見れば、とうてい考えられない話です。なぜなら、Cjesを雇っているのは、彼らなのですから…。

このブロガーも他の情報収集能力から考えてみれば、十分正しい情報は、認識できていると考えられます。

私は、どうして、この2人がこのように情報操作するのか、わかりません。

 

(5)C-jesの背後にCJグループがいるという情報の信憑性

今、日本のBLOGで3人の活動に批判的なBLOGが、もっぱら、力を注いで力説する情報がこれです。
「CJグループは、SMを潰すために、3人を引き抜き、Cjesを隠れ蓑にして、陰で操っている」というものです。
この情報は、有名な3人のブロガーによって、瞬く間に、まるで、真実のように、日本中に広まりました。

この情報は、良識ある韓国人には、にわかに信じがたい情報だと言います。「どうして、そんな誤った情報を日本人が信じるのか、わからない。」と言います。

彼らの言い分は、こうです。

「SM社は、企業として、1音楽会社にとどまらず、多くの傘下企業を増やし、力を持とうとしている。その勢いを止めるため、CJグループが、SMの社運をかけたアジア進出の象徴ともいうべき、「東方神起」を解散に追い込み、SMを弱体化させるために、まず多くの誘惑をしかけて、5人を引き抜こうとしたが、うまく行かず、3人だけを引き抜き、自分の配下に事務所を立ち上げ、事実上、「東方神起の解散」を企んだ。」というものです。

これは、事実でしょうか?
3人のBLOGを見ると、まことしやかに、これが、真実であるように語られています。

しかし、これは、事実ではありません。そういうことは、なに1つ、確認できていないのです。
10月に始まった、彼ら3人のワールドツアーは、各地で、トラブルを続出させ、受難続きです。これは、マネージメント会社であるC-jesのあきらかに、手腕不足と言わざるを得ません。もし、C-jesの背後に、言われているようなCJグループがついていたら、こんな失態を放っておくでしょうか?こんな失態を見れば、みな、思うのではないですか?「SMの方が、ずっと、マシだった!」と・・・
今も言われていますよね…「SMへ戻って、東方神起として、復活しろ!」と。

最初、ルーマーは、「C-jesは、悪い事務所だから、SMに戻って、東方神起として、やりなおせ!」と言っていました。
ところが、3人が、あくまでも、SMに戻らない気持ちがわかると、今度は、「C-jesの背後には、CJグループがいて、SMを潰そうとしている。3人は、誘惑に負けて、引き抜かれ、SMを潰そうとしている」です。

どんな場合でも、彼らの側が、悪いのです。
本当に、彼らの後ろにCJグループがついているのなら、あんなにアルバム・OST発売が難航することはなく、音源配信もスムーズにいくはずです。
なぜなら、CJグループは、Mnetを持っているからです。

彼らを使って、SMを潰そうとするのなら、Mnetを使って、バンバン音楽配信し、放送業界にも手を回し、どんどんメディアを使って露出させ、いかに、彼らが、「SMにいた時より、C-jesに移ったほうが、よかったかということ」を印象づけられるはずです。

アジアツアーにおける主催者側や観客とのトラブルや、アメリカツアーにおけるビザ発給の不手際など、CJグループがついていれば、絶対に起こりえません。
CJグループがついていて、彼らに不利なことが起こり、それを放っておくことの企業としてのメリットは、なんでしょうか?
いずれ、彼らの後ろにCJがついているのだという情報がわかったとき、C-jesの評判が落ちていることのメリットが何であるのか、私には想像つきません。

そして、言われるように、チケットが売れ残っていた…とか、ソウルのチケットの売れ行きがどうとか・・・
そんなことは、ありえないのです。グループ会社の社員を使って動員すれば、どこも満員になるはずです。それくらい、CJグループは、大きな企業なのですから…。

けれども、現実は、どうでしょうか?
あちこちのあきらかに、マネージメント会社としての不慣れや、不手際が、際立つツアーになっています。
そして、その責任は、会社の不手際にも係わらず、なぜか、3人の責任に転嫁されているのです。

こんなことは、考えられません。彼ら3人は、マネージメントを委託しているだけです。
委託された会社の不手際の責任をアーティストが問われるなどといういうことは、考えられません。
(今回のアメリカツアーの不手際に伴う経費などは、当然、マネージメント会社が支払うべきもので、彼らが負うものではありません。)

もし、こんなことが、当たり前に問われるのなら、アーティストは、怖くて、委託などできません。
自分達のコンサートは、すべて、自分達で行うでしょう!
また、マネージメント会社は、委託してくるアーティストを失います。責任を問われるのは、マネージメント会社であって、彼らは、被害者なのです。
それなのに、まるで、彼らは、犯罪者のように叩かれています。
そして、そんな情報が、真実のように、日本のBLOGに書かれ、確かめる術を持たない私達は、いとも簡単に信じてしまうのです。
そして、無責任に広がっていく…。

ある人が言いました。
「真実かどうかは、問題ではない…、いかに真実のように思わせるかだ。堂々と発言してしまえば、ほとんどの人間は、それを真実だと思うだろう・・・最初に発言してしまえばいいのだ・・・」と。

あなたは、どちらを信じますか?

あなたは、真実が見抜けますか?

私は、今回のことを通して、今まで、日本で、当たり前のように信じられてきたこと・・・真実だと思ってきたことが、本当は、どうだったのか…ということを、1つずつ、検証してみたいと思いました。
あなたの周りに真実は、ありますか?

 

【コメント】 

今、C-jesが一体どういう事務所なのか、私達は知っている。でもこの2010年11月という時期は、JYJとしてアジアツアーのスタートを切ったところだった。
JYJ以外、誰も所属していない事務所であり、初めてのマネージメント、初めてのコンサート、初めてのツアーと、どこを取っても初めてづくしの素人集団と言われていた。
エイベックスは、完全な悪者であり、エイベックスから切られた側のジェジュン達の側に立てば、どんな不都合な事案が起きても事務所を擁護する立場を取ることが、彼らの選択を肯定することに繋がるのだと思えた。
この記事は、当時、twitterで多くの人にRTされた。どんなことが起きても、ジェジュンの行動を否定しないという気持ちは、この頃からずっと変わらない。
この頃は、ジェジュンを徹底的に標的にしたルーマーが多くのブロガーを通して拡散されていた。「5人に戻れ」キャンペーンの如く、今まで東方神起の記事を書いてきたブロガーがこぞって、彼を徹底的に叩いていた。ジェジュンペンと名乗りながら、結局、彼を貶める、彼を批判する記事を多くの有名ブロガーが書き、日本では、「5人に戻って欲しい」というファンが多くいた状態だった。

私は多くのブログを読み、情報を検証した。また、当時、懇意にしていた韓国のジェジュンファンサイトからの情報の提供を受けていた。それらの情報を元にこの記事を組み立てて書いた。
C-jesが、韓国初のマネージメント会社だと信じていたし、そうなると思っていた。
しかし、今から思えば、もう既にこの頃、着々とジェジュン外しは準備されていたのだと思う。
この少しあとに発売された彼が企画、立案した初めてのソロ写真集「INTERMODULATION」は、韓国では正規の販売ルートを経ず、また一切の宣伝周知活動もなかった。最終的には、露天販売されるような扱いを受けたのを記憶している。
最初から、彼はソロの仕事に関して、一切、C-jesに触らせていない。その事が何を意味するのか、この頃の私達は、知る由もなかった。
彼は、C-jesを信じたかったのかもしれないが、どこかで完全には信じていなかったのかもしれない。

歌手が事務所に仕事を委託するというアメリカ方式の歌手と事務所の対等、もしくは歌手の方が上という権利関係が築ける事を信じて、彼は最初の仕事を実行しようとしたにも関わらず、それが実行されなかった始まりでもある。

この時期はまだ世宗がブレインにいて、法的な権利対応をきちんとしながら、C-jesに対しても影響を与えていた。
このあと、世宗がブレインを外れ、ジェジュンの考えとは全く異なった方向へとC-jesは歩み始める。SMから出た大義名分であるマネージメント会社としての方向性は、完全に失われ、既存の単なる芸能事務所へと成り下がっていく。
契約書がないというだけで、記事には明らかに所属事務所という扱いになる。所詮、韓国社会では、マネージメント会社の設立は実現しないのだということをこのあと、ジェジュンも私達も嫌というほど実感していくことになるのである。
(2015年追記)