最後にコメントを追記しています(2015年追記)

ソウルコンサートの様子がたくさん上がっていましたね。

私も書かなくてはいけないと思うのですが、韓国で風邪をひいてしまい、体調を崩してしまいました。

後日、ゆっくり、書きたいと思います。

とりあえず、ソウルコンサートで彼のVocalを聞いて、私の感じたことを書きたいと思いました。

ここから、先は、あくまでも、私の正直な感想です。

私は、彼の歌を、2日とも、第2ブロックで聞きました。
行かれた方にはわかると思いますが、2ブロックというのは、通路の後ろ側になります。

初日は、ステージに向かって左側から…、2日目は、中央から見ました。

今回のアメリカツアーの曲は、はっきり言って、彼の良さは、発揮できる構成になっていません。
彼の持ち味をだすプログラム構成になっていないのです。
3人で歌う曲において、私には、アルバムを聞いたとき以上の新しい発見はありませんでした。

彼は、このコンサートで、2曲ソロ曲を歌いました。

私は、「STILL IN LOVE 」 における彼のVocalよりも、「TO YOU ITS GOODBYE」のほうに、感銘を受けました。

どちらの曲も、彼の歌に込める歌手としての集中力…
第1声で会場の観客すべてを自分の歌に引き込むだけの歌手としての力量…

KIM・JAEJUNGという歌手のスケールの大きさを感じさせました。

「TO YOU ITS GOODBYE」という曲は、OSTで聞いたとき、彼は、とても軽く歌っています。
曲自身の持つスケールとして、そんなに大きな曲ではありません。
楽曲構成が、大きなものになっていません。ですから、私達が聞いても、覚えやすく心地よいメロディー展開になっています。

ところが、彼は、ステージでこの曲を見事に、大きな楽曲へと作り変えました。

作り変えたと言っても、ステージ用に編曲した訳でも、何かを付け足した訳でもありません。

彼は、彼の歌手としての力量で、この曲をフルオーケストラ伴奏に耐えうる大きな楽曲として、私達の前で披露しました。

歌手の持つ力量は、人さまざまです。
力量とは、テクニック・声量・表現力を3本の柱とします。

確かなテクニックは、歌手の努力によって身につけることが出来ます。

声量は、もって生まれたところの要因が大きいですが、努力によってもある程度、伸ばすことが出来ます。

そして、表現力…
これは、歌手の生命線ともいえる音楽的センスの話です。

このセンスだけは、教えられて身につくものではありません。
努力して身に着けるものでもありません。
もちろん、努力してセンスを磨く方法は、いくらでもあります。
けれども、持って生まれた感覚…
これだけは、千差万別であり、誰1人として、同じものを持っていません。

歌手の前に、曲が提示されるとき…
それは、5線紙に音符が並んでいるだけのただの紙切れです。
その紙切れに書かれている音符と単なる言葉の羅列に過ぎない歌詞の行間を読み取り、1つの曲に仕上げていくことが、歌手の仕事です。

彼の前にただの紙切れに書かれている曲が提示され、その曲にKIM・JAEJUNGという人が、魂を吹き込む…

その時、初めて、ただの紙切れだった曲に生命が宿るのです。

私は、今回、彼のソロ曲を聞いて、彼の歌手としての力量に圧倒されました。
正直、過去の彼のVocalのどの曲からも、ここまでの力量は、感じられませんでした。

あきらかに、この何か月かの間に、彼のVocal力は進化してました。

以前、レビューにも書きましたが、彼の歌唱の最大の魅力は、音域の広さと言葉によって、変化する数々の音色です。
この2つの特徴をしっかりと表現できるテクニック力が、彼のVocalの大きな柱でした。

けれども、今回、ソロ曲を聞いて、私は、彼の声が大きく成熟期に入ったことを確認しました。

そして、歌手としての集中力の高さ、観客を自分の歌で捉えて引き込む力、会場を自分の声一色に塗りつぶし、包み込んでしまう力…

大きくソロ歌手として成長した彼の姿が、そこにありました。

私は、JYJとして、歌う彼よりも、ソロ歌手KIM・JAEJUNGとしての彼の歌を聞きたいと思いました。

野外コンサート会場で、3階席の隅まで、声を届けることが出来るのは、確かな発声テクニックがなければ、無理です。
それは、どんなにマイクの力を借りても、届けることはできないのです。
ドームと違って、反響するもの、遮るものがない野外においては、声は、どこまでもどこまでも、飛んで行こうとします。
そのとき、正しい発声が出来ていなければ、響きが散って、何を歌っているのか、ことばは全く分からず、声が届くどころか、
力のない声は、飛んでいくことが出来ず、3階席まで、聞こえないのです。

今回、3階に、彼の声は、しっかりと届き、感動を与えたと聞いています。

彼の歌を野外ではなく、ドームで聞いたなら、どのような迫力だったでしょうか…。

韓国では、コンサート会場に恵まれません。

彼の歌を日本のいい環境で多くの人に聞いて貰いたい…

彼のソロ歌手としての大きな可能性を感じたコンサートでした。

日本へ帰って、たくさんのJYJとしての賛辞を聞きます。

けれども、私は、やはり、彼のソロ曲が聞きたいです。

大変申し訳ないけど、アルバムも彼のソロ以外、私の車中でかかることはありません(笑)

そんな思いに毎日捉われながら過ごしています。

 


〈コメント〉

これはreviewではありませんので、このまま掲載します。
極寒の中のソウルコンサートでした。
サブステージから、彼が奈落に落ちてしまい、大ケガをする寸前だったアクシデントもありました。
当日は、雪が降って、雪かきに会場設営が遅れ、コンサートの開始が遅れました。
設置した大屋根が壊れてしまい、彼が「悲しくて涙が出た」と話したことや、コンサート終了後の打ち上げで、彼が号泣したことなど、このコンサートを開催するまでの年長者としての重圧が、どれほど彼にかかっていたのだろうかと感じる出来事でもありました。

彼の歌声は素晴らしったです。OSTで聞く曲とは全く違ったコンセプトで、ソロ曲を歌いきりました。ダンサーも何もつかない。ただ、マイク1本で歌う姿の方が、ずっと魅力的でした。
彼がセンターにいることが当然だったスタイルから、サイドに回るステージを見るのは、辛かった事を覚えています。

いつも彼だけが、JYJ活動に一生懸命でした。最初からJYJというグループを一人で背負って立っているように感じるほど、彼だけが、JYJの将来を真面目に考えていた。
この頃、メンバーはもう別の未来を見ていたのでしょうね。
その事に彼も私達も気づかなかった。

こうやって過去記事を振り返ると、いろいろな記憶が呼び覚まされます。