いつものことですが、今回はかなり長い記事になりそうです。
ゆっくり時間のあるときにどうぞ。

kimjaejoong   @bornfreeonekiss
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仲良しごっこのInstagramの更新のあとは、これでした。

今、韓国と日本との関係は、私達日本人が想像するよりずっと悪い状況だという事を知っていますか?親日家のジェジュンのファンを続ける限り、両国の関係は避けて通れないものです。
そして、私は、先日、韓国の芸能界の仕事をし、韓国の芸能界の事情に詳しく、多くの韓国人と仕事上でつきあいのある人から、現在の韓国の状況を詳しく聞く機会に恵まれました。

C-jesの代表が、反日主義なのは、多くの人間の知るところです。
そして、その考えが、日本事務所との契約に至らないことも多くの人が周知している今、その考えが、韓国では、何も特別なことではなく、ごくごく一般的な韓国人の感情だということを私達は認識しなければいけないでしょう。

韓国で反日主義が浸透するのは、歴史教育の賜物です。
戦後生まれの世代は、反日主義を徹底的に教育で叩き込まれてきました。
それでも、韓国の国力が貧しかった頃は、日本との関係は重要で、戦後復興を果たした日本は、韓国の憧れであり目標でもありました。
2000年に日本文化が解禁になるまで、日本の書物や音楽などの文化物が制限されていたのは記憶に新しいことだと思います。金大中大統領によって、日本との文化交流は解禁になり、K-POPを文化の国家的戦略として力を入れ排出してきました。
その急先鋒が東方神起だったのは、多くの人の知るところです。

東方神起は、日本を中心としたアジアで成功させるために結成されたグループですが、一番大きな市場であった日本ではなかなか思うようにブレイクしませんでした。
それで、SMは、東方神起の戦略をエイベックスに丸投げしたのです。
当時、韓国でデビューし、トップアイドルの地位を1年で築いていた東方神起のセンターは必ずしもジェジュンではありませんでした。しかし、松浦氏は、日本での戦略を考える時にジェジュンをセンターに据えました。そして、華のある彼の声をメインヴォーカルに起用しました。
これが、私達の知る東方神起の始まりだったのです。

K-POPをそのまま日本語で歌うような歌では、到底日本の音楽界では成功しないことがわかっていた松浦氏は、彼らをJ-POPの新人歌手として一から売り込むことにしました。
当時の日本にK-POPを受け入れる土壌はありませんでした。
彼らは、J-POPの新人歌手グループとして、デビューしたのです。
その後の活躍は、私達の記憶に刻み込まれる通りです。
ただ、韓国人の彼らは、実際には、そのように扱われること、ジェジュンだけがメインで扱われることにどのような感情を抱いていたのでしょうか。
彼らは、当然、反日教育を徹底して受けてきた世代です。
最初は、仕事の一貫、いえ、国家的プロジェクトと言われて日本へやってきたのかもしれません。
泣かず飛ばずの一年近く、、韓国ではトップスターの扱いの彼らが、屈辱的な扱いの日本での芸能界で、「もう韓国へ帰りたい。日本で仕事しなくてもいいんじゃないか」と何度も泣き言を言った中で、「このまま韓国へ帰りたくない、絶対に日本で成功するから頑張ろう」と言い続けたのはジェジュンだけでした。

日本でセンターの場所を勝ち取ったジェジュン。日本でメインヴォーカルを勝ち取ったジェジュン。
ジェジュンにとって、日本は、どんな意味を持つ場所だったのでしょう。

韓国での最初の1年。彼は、どのように扱われてきたのでしょうか。
「決して笑うな」とまで言われ、神秘的な美貌だけがクローズアップされ、決して歌手として多くを歌わせて貰えることはありませんでした。韓国は差別社会です。生まれや育ち、学歴は、その人物を差別化する大きな原因であるのは、何もドラマの中の昔話ではなく、現存するれっきとした差別社会です。

ですから、人は、高学歴を求めて、少しでもいい大学へ行こうとする。
芸能人ですら、大学に行くのが当たり前の社会の中で、あのような生い立ちを持ち、大学すら行けなかった彼の立つ位置は、韓国では自ずと決まってくるでしょう。
それは、どんなに芸能人でスターであっても、小さな日常の場面に存在するのです。
それが韓国という社会であり、そういう社会で生きていくのが韓国人なのです。
そんな状況の中で生きたきた彼にとって、この日本はどのように映ったのでしょうか。

彼は、日本へ来て、初めて「みんなスタッフの人が優しかった」と言いました。
日本では、彼の生い立ちや学歴によって差別する人はいません。
実力一つでのし上がる芸能界に学歴も生まれ育ちも存在しません。(過去には確かに日本の芸能界にも存在しましたが、多くの芸能人の努力によって払拭された世界です)そんな環境で初めて彼は、伸び伸びと個性を伸ばすことが出来たのでしょう。
韓国で全く笑わなかった彼が、日本活動で大きな口を開けて大声で笑う姿を観て、「ジェジュンが笑っている」と衝撃を受けた韓国のジェジュンファンの話しは有名です。
これは、韓国ファンの何人もから聞きました。それぐらい、彼は韓国では笑わなかったのです。

最初は、恐る恐る表現していた彼も、日本活動が2年、3年と進むに連れて、どんどん自分を解放し、伸び伸びと自分を表現するようになったと思います。
そうやって彼は、自分のポジションを獲得し、築き上げてきたのです。

そんな彼が親日家になり、親日発言をすることは、当然のことなのかもしれません。
彼の中には、日本での成功体験が強く刻み込まれているでしょう。
あのまま韓国だけで活動を続け、日本で外タレとしての活動しかしていなければ、今の彼の地位も彼の歌声も彼の性格も私達は目にすることはなかったかもしれません。
そして、彼自身が、親日家になることもなかったかもしれないのです。

彼にとって、日本は、他の国とは違った意味を持つのは、これらの成功体験によるものだと思うのです。
日本で与えられた場所で努力した彼。
彼の今のポジションは、彼自身の努力によって手に入れたものです。
どんなに場所を与えられても努力しなければ、決して手に入れることは出来なかったでしょう。韓国人としては、控えめで自分のことをアピールしない性格は、生い立ちによるものかもしれません。厳しく育てられ、肉親の愛情も養父母の愛情も縁の少なかった彼が、15歳で一人暮らしを始め、一人で生き抜いていくには、控えめで相手に合わせて生きていくしかなかったのかもしれません。
そんな彼の性格は、韓国で決して生きやすいものではなく、どちらかと言えば余りにも日本的でした。
「日本では、聞いてくれるからいい」と言った彼。
自分から言わなくても、日本では、回りが気を使って尋ねてくれる。
そんな経験も環境も彼にとっては初めてのものだったと思うのです。

そうやって伸び伸びと生きてきた日本社会を手放し、韓国で生きていかなければいけなくなった3年前から、彼は、元の彼に戻ってしまいました。
3年前に高麗大学のshowcaseで観た彼の姿と表情を私は生涯忘れることはありません。
まるで蝋人形のような彼がそこに存在していたことを今でもハッキリ覚えています。
あの彼の表情が忘れられなくて、私は、多くの事を調べました。
同じ人間が、まるで別人のようになってしまった原因を知りたくて韓国のファンに多くの事を聞きました。けれども韓国ファンは、違和感を感じていませんでした。
なぜなら、それが、彼女達の馴染みのあるキム・ジェジュンだったからです。
昔からの古い日本人ファンに聞いて、やっと韓国では、彼はいつもあんな表情で、日本での笑顔を見せたことはない、と教えられました。それから、横浜アリーナでの彼に会うまでの3年間。両国を除いて、いつも私の前には、高麗大学のキム・ジェジュンがいたように思います。

親日家の彼にとって、今の状況は、どのようなものでしょうか。
横アリから帰ってきた彼を反日主義の人間は、「そんなに日本人になりたいのか」と罵ったと聞きました。
自分のアルバムの曲を制限してまで日本語の歌を歌った彼。
「アルバムも日本語だったら、もっと良かったのに」と言った彼。
JYJファンミの韓国ファンの日にも日本語の歌を歌った彼。
誰がどこから見ても、彼の日本に対する気持ちがあふれていて、彼がどんなに日本を日本活動を切望しているのか、誰の目にも明らかでした。

そんな彼がいる場所は、反日主義の当たり前の韓国社会なのです。
韓流ブームが去り、韓国と日本の状況は、近年にないほど、悪化していると聞かされました。
親日家の彼が、とても生きづらい社会になっていると。
韓国と取引する人たちは、「こちらの韓国に対する感情は何も変わらないのに、あちらの感情が今、日本なんか、という敵意というより見下した感情で取引をしようとする」と困惑した表情で語ります。

かつて、日本に憧れ、日本を目標とし、日本を追い越せと頑張ってきた韓国にとって、バブル崩壊後の日本経済の陥落、それを目の当りにしながら、サムスンの台頭によって自国経済に自信を持ち、日本を見下す状況になっているのだと聞きました。

マスコミも芸能界も国家戦略と一体化している韓国では、文化交流によって、反日への疑問を感じる人の意見が、全く表に出ない状況になっています。
「日本がよかった」と語った95歳の老人を撲殺した若者の嘆願が出され、その行為が擁護される社会。
親日家のブログが、国家によって一斉に削除される社会。

私達が大切に思うジェジュンは、そんな社会に生きているのです。

日本語で日本人ファンとの楽しい様子を上げたInstagramを削除した彼。
日本語でめったにつぶやかなくなった彼。

それでも日本の薬を手に持ち、日本への思いを表す写真をTwitterに上げる。

そんな日常の反日主義の中で暮らし続ける彼が、どんどん痩せていくのをただ、見守ることしか出来ない。

韓国人の彼が親日発言をする事の危険性を私達も彼も嫌というほど知らなくてはいけないのです。

彼が戦い続けなくてはいけない反日主義とは、社会における反日主義。
そして、それとは、別の場所で行われている反日主義でしょう。

その事については、あるジェジュンファンから言われたことばと一緒に別記事にで紹介します。