これから書く記事は、私のファンとしての個人的見解です。私の記事には共感して下さる方が多い反面、批判的な人も多く、Twitterを積極的にしない理由もここにあります。

何度も書くようにBlogという媒体は、個人の主観を書く場所であり、同感出来ない人は、スルーするのが最低限、表現の自由の認められた日本では、礼儀ではないでしょうか。

そんな根本的な権利も認められないファン社会というのは、余りにも稚拙で、どのような社会なのだろうと思うことがしばしばです。

アイドルのファン社会だからなのか、韓国の歌手のファン社会だからなのか、よく言われる「中高生主婦」という感覚の持ち主が余りにも多いのに驚きます。

これから書く記事は、そういう方たちには決して理解出来ない記事でしょうから、読まれずにスルーされることをお勧めします。また、個人を特定して批判するものでもありませんので、そのことだけは明言し、誤解のないようにお願いします。このように書いても、批判する人はするのでしょうから、批判コメントやメッセージには、一切対応する心を持ちませんので、送ってこられるだけ労力と時間の無駄だということだけお伝えします。また、余りに権利を侵害するほどの酷いコメントや批判リプの場合は、過去にも行ったように法的対応を取りますので、批判される方はTwitterも含めて、個人が特定され、管理会社から何らかのペナルティーがあること、法的なことも含めて覚悟して呟いてください。 これは過去の経験から、誰がどのような批判をしているか、きちんと記録を取っておくことが大事だという弁護士のアドバイスのもとに警告するものです。

 

私の記事に対して、批判を呟く人がいますが、私が知らないと思っているのでしょうか。それとも知っていてあえてそうしているのでしょうか。個人的には特定されているのですから、今更、このようなことがを書いても仕方がないのかもしれませんが、一応その方達に警告しておきます。心当たりのある方は、言動を注意されるとよいでしょう。

 

事前にお伝えしておきます。前置きはこれぐらいにして…

 

ジェジュンが入隊して3週間が過ぎた。

「一人の一般人に戻って国民の義務を果たしたい。入隊は静かに家族とだけで行いたい」とのメッセージを彼自身が出しても、300人を超えるファンが入隊ツアーに日本から参加したぐらいだから、彼のどんな些細な情報でも追いかけ回したいのだろう。

 

そんなファン心理に拍車をかけるように、パジュの天気から、毎日提供される食事、果ては訓練の内容までTwitterで呟かれる。

そんな状況は、韓国では当たり前なのだろうか。

家族が積極的に彼の情報を公開する。彼の家族だけでなく他のメンバーの家族に至っては、自分がまるで芸能人であるかのような画像をあげ、ファンと積極的に交流するのだから、これが当たり前の韓国社会なのだと言われれば、そうなのかもしれない。

 

手紙を送れば、家族や友人は公開し、彼の軍での様子を知らせる。

それらを読むことで多くのファンは安心するのだろうか。

 

「軍隊に手紙は送らないでほしい」

「一人の韓国の青年に戻って、立派に義務を果たしてくる」そう言った彼は、自分が送った手紙を公開されていると知ったら、どう思うのだろう。

 

訓練の成績がよくて家族に電話をしたという情報は、家族が公開するのだろうか。そんなことまで公開されていると知って、彼は何を思うのだろう。

芸能人だから、嬉しいのだろうか。

自分の知らないところで、自分のプライバシーが公開されるのは芸能人だから仕方がないと思うのだろうか。

 

私には、そうは思えない。

彼は、入隊中、一人の韓国青年に戻って、他の訓練兵と同じように過ごしたいと思っていたからこそ、「静かに入隊したい」「手紙は送らないでほしい」「韓国には来たらダメだよ」と言ったのだと思う。

 

歌手ジェジュンとしては、入隊前に多くのものを残した。入隊中、ファンが寂しい思いをしないように、「ジェジュンは本当に入隊しているの?」と思われるぐらい、多くのものを残したと言った。

「2年間分のデザインをした」というMoldirを残し、「入隊中のアルバム公開は、誰もしたことがなく、多くの批判があるかもしれないが、それよりもファンが喜ぶことを優先した」というセカンドアルバムを残し、「写真集も公演も多くのものを撮影した」と言った彼の気持ちの中には、入隊中は、リアルな自分ではない架空のジェジュンが、ファンに多くのものを提供し、リアルなジェジュンは、一人の一般人に戻って、芸能生活からも自分が歌手であるということからも一切離れた普通の訓練兵として存在していたい、という思いが見えるのは、私だけが感じることだろうか。

 

「今までジェジュンに費やしていた時間を、自分のために使って欲しい」

「目標を持って頑張って欲しい」

 

そうメッセージを残した彼からは、毎日の彼の食事や、訓練の内容などを知って欲しいという気持ちは微塵も感じられない。

「自分を二年待っていて欲しい」と言った彼からは、自分のいない間、自分を追いかけるのではなく、自分達のやるべきことに取り組みながら、静かに自分の帰りを待っていて欲しい、という願いを感じるのは私だけなのだろうか。自分が自信を持ってデザインしたMoldirを批判され、彼はどんな思いだっただろう。アルバムや写真集と同じように自分が愛情を持って手がけたものであり、入隊中に自分を感じて欲しいと願ってデザインしたものをあれだけ批判された彼の日本イベントで強張った最初の表情を忘れることはない。

 

彼は一人の韓国人青年に戻りたいのだろうと思う。

入隊という機会を生かして、今まで経験したことのない、普通の生活、規則正しい生活、そういうものに溶け込み、多くのものを吸収したいのだろうと思う。歌手や芸能人といった鎧を脱ぎ捨てて、素の彼になって、単なる一人の30歳の若者に戻りたかったに違いない。

素の自分に戻っている間に、多くの彼が残したものが、彼のメッセージとしてファンに届き、彼の代わりに働きかけてくれることを期待しているに違いない。そこに手紙や食事や訓練の内容に一喜一憂して欲しいという願いは感じられない。

 

軍隊という特殊な環境の中においては、本来の人間としての彼個人の力が試されるだろう。

彼の今までの人生の中で培ってきた人間力、人間ジェジュンが試される。

そこには、芸能人であることも、歌手であることも、アートディレクターであることも全く関係のない世界なのだ。

 

そんな世界で日々、ありのままの自分と向き合い、一人のありふれた青年に戻って、与えられた訓練に取り組む彼の姿が見えてくる。

そこには、ファンは立ち入ることの出来ない世界が広がっている。

 

ジェジュンが自分の立場を離れたように、私も、歌手ジェジュンのファンという立場を離れて、彼と同じように、一人の素の中年女性に戻って、自分の立つ位置と人生を見つめ直し、彼の望むような二年を過ごしていきたいと思う。