ジェジュンが「トライアングル」の自主広報をtwitterやFBで熱心にしている。

連日、うるさいくらいTLにRTされていた誰かさんのドラマ広報とは大違いのように事務所が広報することは殆どない。その代わりにMBCは熱心にトライアングルのHPの更新をし、日本語ページには、ジェジュンの記事ばかりが掲載されている。日本語ページをわざわざ作ったのは、彼の日本向け広報であることは一目瞭然だ。

 

韓国と日本の芸能界環境が余りにも違うのは、衆目の事実だが、ドラマ撮影の方法一つとっても大きく異なる。

 

彼は、放送が始まってからどんどん痩せている。

ホ・ヨンダルは、「身体の大きな男」と言われて、それまでダイエットしていたのを辞め、一生懸命太る努力をした、と彼は話したが、筋トレによって久々にしっかりした体格を作っていた。そんな彼がどんどん痩せている。

「ボスを守れ」でも「Dr.JIN」でも出演する度に彼は痩せてきた。

 

 

2012年6月に韓国のドラマ撮影の環境に関して興味深い記事を見つけた。

 

 

徹夜撮影、断片台本なくなる? 芸能人1日撮影時間制限推進前に断片台本と夜通し撮影がなくなるだろうか?’

 

韓国コンテンツ振興院が20日ソウル木洞(モクトン)放送会館で開催する’大衆文化芸術分野標準契約書私.改正関連公聴会’で芸能人の一日最大撮影時間を18時間に制限する方案が議論されて結果が注目される。

 

この日公聴会で公開される放送出演標準契約書改正案草案によれば最初に、放送会社や外注製作社が出演芸能人に台本など撮影内容を把握できる資料を撮影する3日前まで提供するようにして二番目、一日最大撮影時間は12時間、追加で6時間まで延長可能で総18時間を越えることができないようにして三番目、18時間撮影を3日連続継続することができないようにした。

だが、1日撮影18時間制限規定案に対して放送会社側の荒々しい反発が予想される。 あるドラマ高位関係者は”3日前まで台本を受けたい側は芸能人より放送会社だ。 また、このような規定を犯した場合実演者に全部金銭的補償をすべきで現場監督観制度を運営するようにしている。

これは現在のドラマ製作環境を冷遇する取り繕う策に過ぎない。 より根本的な解決方案を用意しなければならないだろう”と明らかにした。

 

一方、芸能人と企画会社の専属契約指針になる’標準専属契約書’改正案によれば芸能人は契約上の権利を弁護士、会計士、税理士などに委任できて所属会社は芸能人が専門家の助言を受けるのを保障するべきで芸能人の委任を受けた専門家が所属会社内部書類の提出と閲覧、複写などを要請すれば所属会社は応じなければならないという条項などが含んでいる。

 

 

韓国ドラマの撮影は過酷だ。

この条項が規定された事実は確認出来ず、昨今のドラマ撮影方法が改善されているとはとても思えない状況からも、提案だけされて実行されていない可能性が大きいと思う。

この国は、提案はされても実行されないことがどの分野も多い。

勧告が出てもそれによって改善された試しはない。

 

上記の記事を読めば、改善されて最大18時間の撮影が可能ということらしい。では改善されなければ一体何時間の撮影が可能なのか。

 

ドラマの仕事が始まれば、24時間の拘束を覚悟しなければならない。

日本のドラマのように他の仕事を掛け持ちしながら行うということは殆ど出来なくなる。

 

ジェジュンも日本の「すななれ」の撮影時に話していた。

「日本では何台ものカメラが一斉に多方面から撮影をするし、ワンシーンの長撮りになるので、ワンショットずつ撮影する韓国とは全く違った」と。

 

韓国では、ワンショットずつの細切れ撮影が主になる。その為に俳優はワンショット撮影する度に監督と一緒にそのショットを確認する。それでOKがでなければ撮り直し。再び確認。撮り直し。確認と延々その作業が続く。

 

一度の撮影でOKが出ることは殆どなく、その度に俳優は、気持ちを集中させて役に入り込む。

撮影が終われば確認し、ダメなら、また最初から気持ちを作り直して集中し演じる。

この作業を何度も何度も監督が満足の行くシーンが撮れるまで繰り返す。

カメラが移動するたびに照明や美術セットのセッティングをそれに併せて変更しながら撮る。ほんの数秒~数分のシーンに何時間も撮影がかかるのはこのためと言われている。

 

それに比べて日本の撮影方法は、ワンシーンを何台ものカメラでいくつもの角度から一斉に同時に撮影する。撮影された映像を点検し、俳優のいい表情を捉えているものを採用していく。

その為に、俳優は、集中力を高めることが出来る。よほどのことがない限り、韓国のように何度も何度も同じシーンを撮り直すことは少ない。

 

さらに放送回数も日本では週1に比べて韓国は週2だ。

これでは、どんなに早くから撮影をしても放送がすぐに追いついてしまう。

何かアクシデントでも起これば、撮影はギリギリの状況になってしまう。

また、台本の出来上がりが遅く、視聴者の動向によってドラマの方向性や結末が変わることは度々で、放送回数も伸びたり縮んだりは、珍しいことではない。

要するに、その場その場限りのぶっつけ撮影に依るところは大きいといわざるを得ない。

 

睡眠不足は、少しの睡眠不足だと肥満を呼ぶのは有名な話だが、徹夜や4時間以下の睡眠が続くと体重がみるみる落ちていく。

睡眠によって体力を維持することができないため、エネルギーを消費して体力を維持しようとする。それは、身体の防御本能ではないだろうか。

私も徹夜や4時間以下の睡眠がずっと続くとみるみるまに体重が落ちていく事を何度も経験している。そして空腹になる。空腹を満たすためにこんな時間に…と思うような3時頃に軽食を食べたりする。それでも全く太ることはない。身体が体力を維持するために欲しているのがわかる。

 

ジェジュンもドラマの撮影に入ると「睡眠不足だ」「眠い」という事をよく話している。

ドラマ撮影は、過酷な作業だ。

歌手としてのコンディションなど吹っ飛んでしまう。

 

ドラマの撮影という仕事の前には、出演者のコンディションなど考える余地もない。

1日の拘束時間が18時間でも改善されたことになるなど、まるでブラック企業そのものだ。

芸能人の権利など無いに等しい韓国においては、一般労働者としての概念であるパワハラもブラック企業という観念も全くないのだろう。

 

ドラマ撮影は、殺人的スケジュールで行われる。

そして体調を崩したら、本人に責任があり、体調を崩しても撮影だけは何が何でも死守しなければならないのが当然なのだ。

 

OSTを録音した過去のドラマにおいて、一番彼の歌声の状態が良かったのは、「成均館」のOSTだけだ。「ボス」も「JIN」も状態は決して良くない。特に「JIN」は、睡眠不足が常態化していて声帯がまともにくっつかず息漏れして彼には珍しく綺麗な響きを奏でていない。

 

「トライアングル」のOSTにも参加すると言う彼の今回の歌声がどのようなものになるのか…撮影すら殺人的なスケジュールの上にOSTの歌まで歌うのは、彼にとって大きい負担になる。

 

それでも歌いたい彼は歌うでしょう。

ヨンダルのシーンにはやけに歌う場面が多いですね。

兄と繰り返される共通のメロディー。

これがきっと伏線になっているのでしょう、お互いの本当の関係を気づく為の重要なアイテムになっていると思います。

出来たら、この曲を彼に歌って録音して欲しいかも…とも思います。

 

さらに発表されたドラマファンミ。

ドラマに出演すれば当たり前のように行われるファンミ。ファンにしてみれば会いたい観たいの気持ち一つですが、何も殺人的な撮影の真っ最中に入れる必要があるのでしょうか。それが証拠に大切なユチョンは、放送が終了してからのファンミです。ジェジュンの場合も8月に行う方法もあったのではと思いますが、これも無言のパワハラでしょうか。事務所が無関係としか思えないほどの関知しない状況の中で、ファンミの告知と広報だけはやけに熱心にするところを見ると、これでメンバーシップの延長も多いに見込めるのでしょう。

今年は見事に3人バラバラですね。JYJのメンバーシップはどこへ行ったのやら。

一節にソウルでのJYJコンサートが7月にあると言われていましたが、予定されていた日にちには、見事に「ドラキュラ」が入っていました(笑) まあ、2日に1度の割で入っているのですから、JYJコンサートをする時間などどこにもないと思います。

 

twitterに挙げられた他のメンバーとの仲良しごっこを見ながら、いつものごとく冷めた私でした。

別に否定する気持ちは持ちません。彼らしいと言えばそれだけです。

twitterで呼びかけられて、無視すれば、それはかつての誰かさんと同じになってしまう。きちんと返事するあたりが彼らしい。

 

それでも彼の中では、何かが変わってると信じたいのです。

もう何度も何度も繰り返され、何もかも信じるほど、子供ではないでしょうから。彼が真実に気づいていてもそれに目をつぶっていたのか、真実に気がつき始めたのか…

 

低視聴率でもMBCが高をくくれるのは、日本をはじめとする海外に高く販売出来たからです。わざわざ日本語のページまで作るのは、明らかに日本市場が彼を支えている事を知っているからです。

彼も自分を支える場所、支えるファンがどこにいるのかを知らないはずはありません。

その場所を失ったら、自分が歌手として芸能人として生きていけるかどうかは、わかります。

 

どんなに仲良しごっこを見せられても、JYJに今さら何の期待もなければ、見せられれば見せられるほど、その中身がないことに気がつくだけです。

 

ファン向けのパフォーマンスを見せなければいけないほど、実は何もないのかもしれない。

皆の前でやり取りを見せなければいけないほど、何も交流がないのかもしれない。

 

入隊は一つの大きな分岐点になる。

それを彼には、人生の分岐点にして欲しいと願うだけです。

 

明日は、「トライアングル」の放送日ですね。

彼が情熱を傾けて演じているヨンダルをしっかり観たいと思います。

彼を支え続ける日本ファンの一人として。