彼を取り戻したい……ファンとしてのVocalReview
2013年07月16日(火) 03時44分31秒
tvxqkukoの投稿
テーマ:私信
3人になってからの彼を見るのは本当に辛かった。
彼は泣いてばかりいた。
THNANKSの京セラドームの初日。
初めて観た彼は、目に涙をいっぱい溜めていた。
初めて3人になった彼を韓国で見た高麗大学でのshowcase.
私の全く知らない彼がそこにいた。
それは、JeJungではなく、初めて観る韓国人Kim Jaejoongの姿だった。
まるで蝋人形のような表情を浮かべた彼の姿だった。
この二つのステージの彼を忘れたことはない。
あれから3年。
彼の本当の笑顔を観たことがなかった。
彼にとってこの3年はなんだったのだろう、とずっと思っていた。
この3年の間に本当に楽しそうな彼を観たのは、両国に戻ってきた時だけだった。
両国の彼は、閉ざされた日本活動の再開を信じて疑わないように、何度も何度も「頑張って日本へ戻ってくる」と言った。
けれどもひたちなかの彼に本来の笑顔はなかった。
それは、日本活動の道筋が何も見えていない事がわかっていたから。
彼は、正直な人だ。
決して嘘はつかない。
決してリップサービスはしない。
ステージでの言動は、彼の揺れる心をそのまま映していた。
それからのステージは、遠く日本から離れた場所ばかりだった。
ステージで歌う彼は、心から楽しんでいるようには、どうしても思えなかった。
歌手として、歌うことで心が解放されないことほど、辛いことはない。
彼の歌からは、彼の心が感じられなかった。
いつも鎧を着て、自分の心を隠している。
その鎧の下に彼のどんな心が隠されているのか、想像することしかできないほど、彼は、自分の本心を隠してKim Jaejoongとして生きていた。
彼がその鎧の下の心を見せたのは、いつも日本に関係する時だった。
中国でのファンサイトが作った映像を観た時。
「君のために」を歌った時。
そのどちらもが、日本での活動の日々を思い出すものばかりだった。
彼は、何度もインタビューで日本への思いを口にした。
日本を去った3人の中で、日本への思いを何度も口にするのは、彼だけだった。
彼が話す言葉の端々から、日本への強い思いを何度も感じた。
彼を日本へ取り戻したかった。
ソロコンで彼は、9曲の日本語曲を歌った。
その声は、昔の彼の歌声ではなかったかもしれない。
3年という長い年月の中でほとんど歌うことの出来なかった彼。
歌手としては、過酷な状況に置かれていた彼。
その彼が、ベストを尽くして作り上げた日本のステージ。
そのステージには、紛れも無く私の知っているジェジュンがいた。
ジェジュンの歌声と笑顔があった。
こんなに歌うことを楽しんでいる彼を初めて観た。
この3年間、彼が楽しんで歌っている姿は記憶にない。
「心の底から歌を楽しんでいる」
彼の歌を聴いて、
日本語の歌だけが、彼の心を解放するのだと思った。
Kim Jaejoong としての歌を捨ててまで、日本の歌を歌った彼。
そこには、JPOP歌手JeJungの姿しかなかった。
この歌を聴いて、
このステージを観て
彼の心を感じない人はいない。
彼の日本への思いが溢れて、ステージ全体が彼の愛で埋めつくされていた。
日本ファンは幸せだと思った。
日本は幸せだと思った。
こんなに彼に愛されている。
世界中で一番幸せなファンがいる、一番幸せな国。
ソロコンサートは、彼からの強烈なLoveletter。
彼の幸せそうな涙を初めて見た。
3人になって初めて彼の嬉しそうな涙を見た。
Wアンコールで見せた彼の涙は、この3年間で初めて私が見た希望の涙のように見えた。
彼の気持ちが確信出来た瞬間だった。
彼を日本へ返して欲しい。
彼をすべての足かせから解放して、彼を日本へ取り戻したい。
彼には、日本の歌が似合う。
日本は、彼の心を解放する場所だから。
彼を絶対に日本に取り戻す。
それだけが、彼からのLoveletterのただ一つの答だから。
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