ジェジュンの日本でのソロシングル「Sign/Your Love」のリリースが決定した。

多くのファンが涙を流すほど、喜んでいると聞いた。

確かに良かった、と思った。

でも私にはそれ以上の感情が湧かなかった。

こんなことを書けば、また、不安を与えている、とかマインドコントロールしているとか批判されるのかもしれないが、正直な気持ち、それ以上のものはなかった、

なぜなら、彼は、やっとスタートラインに立っただけだからだ。

 

 

ソロ歌手ジェジュン

 

 

 

これは、私の夢だった。8年前、彼のファンになった時から、必ず彼は、いつか一人になると思っていた。

ソロ歌手として彼が、日本の音楽界に戻ってくることだけを最初から願っていた。

この日本で彼のソロシングルが出ると聞いて、本当に良かったと思った。

シングルがリリースされるということは、彼が紛れもなくソロ歌手として、この日本の音楽界で認知される第一歩になるからだ。

これから先、彼を俳優などと言う人はなく、彼は、この日本では立派にソロ歌手として広く知られる。

ソロ歌手として活動が始まるということが、間違いないということだ。

それが私には嬉しかった。

それと同時に、やっと彼はスタートラインに立てたのだと思った。

 

 

 

シングルリリースのお知らせは、JAEFANSのJAEMORIの中だけで告知された。

情報が事前に回っていたが、彼は、自分の口で、公共放送に乗せて、その事実を伝えた。

これが、日本式だと思った。

 

 

日本では、アルバムの前にシングルがリリースされる。

その後、アルバムが出されるのが通常の形だ。

アルバムしか出されない韓国とは、全く異なる。

そして、情報が、公式や、本人以外から事前に漏れることは先ずない。

彼には、多くの日本での仕事が入っているが、それらの情報が事前に漏らされることはない。

これが、日本式のあり方で、事前に公式以外の部分から、情報が漏れる韓国芸能界とは、全く異なる。

この日本式の仕事の進め方の中に彼がいることが、私には心地よくて仕方ないのだ。

 

 

「新人賞を狙います」と言った彼は、本気だろう。

「新人のジェジュンです」と言ったのも本当の気持ちだと思う。

 

 

ソロ歌手として一からやり直して欲しい。

新人歌手になったつもりで、日本で出直して欲しいとずっと思ってきた。

 

 

彼は、新しい事務所、新しいスタッフ、新しい仕事場で、新人歌手のつもりでやり直そうとしているのだと思う。

14年前、韓国から、全く見知らぬ国へ連れてこられ、日本の新人歌手と同等の扱いを受けた。

韓国でトップアイドルグループのメンバーに君臨していた彼を待っていたのは、ダンボールを重ねたようなその場凌ぎの粗末な野外のステージだったり、鏡もないような事務室の一室の楽屋だったりした。

そんな屈辱の中で、他のメンバーが韓国に帰りたがったのを、彼だけは、「頑張ろう」と言い続け、日本の芸能界のやり方に馴染もうとした。

その頃の苦労を彼は思い出しているのかもしれない。

「新人のジェジュンです」と言った彼は、新人としてスタートを切ることを心から楽しんでいるように思える。

 

 

 

ラジオから聴こえる彼の声を聴きながら、まだファンになっていない頃、ユノペンの娘から毎晩のように聞かされてビギステーションを思い出した。

 

「じぇじゅこ」と言うニックネームで、他のメンバーと一緒にファンからのハガキを読んでいた彼。

久しぶりにラジオで聞こえた彼の声には、その頃のメンバーに頼っていた面影は全くない。

一人の新人歌手として、しっかりとした声で番組を引っ張る彼がいた。

 

 

 

シングルリリースの発売は、6月27日。

スタートダッシュが最も重要だ。

 

彼を押し上げ、日本での確固たるポジションにするのは、ファンの力しかない。

 

とにかく売って売って売りまくる。

それしかない。

そして、彼が、揺るぎない経済力を持つことが、Cjesとの対等な立場を築く、唯一の方法だ。

 

 

 

この日本で、彼が売れに売れること。

それが、最も肝要なことだと思う。

 

 

 

彼はまだ、やっとスタートラインに立ったばかりだ。

これから始まる音楽活動。

チケットの入手が困難になるほど、彼が突き抜けた存在になることを心から願っている。

 

 

何もかもを蹴散らして、高みに昇って行け!

 

 

それが、ソロ歌手ジェジュンの日本でのポジションになるだろう。

 

 

kuko

 

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ニューシングル「Sign」は、音域が高めのバラード曲だという。

彼は、自分の歌手としての武器がどこにあるのかを知り尽くした選曲をした。

きっと多くの日本人の心を掴み取るだろう。

 

 

ソロ歌手として生き残れるかどうかは、いくつものジャンルの歌が歌えることと、たくさんの色彩の声を持つかどうかだ。

グループ歌手が、得てして、ソロになった時、それまで放っていた輝きを失ってしまう人が多いのは、この二つの要素を持っていない場合だ。

ピンとして生き残れるかどうかは、持って生まれた声とどれだけ多彩な音楽に触れてきたかが大きな要素を占める。

ジェジュンが、日本活動をし、多彩な音楽と多彩な声を手に入れたことは、歌手としての彼の器を大きく成長させることとなった。

そういう意味で、JPOPは多彩であり、KPOPは、単色だと感じるのだ。

 

 

 

彼はきっと成功する。

それは、JPOPのデビュー曲をバラードに選んだ戦略からも確かなことだと言える。

 

 

日本人の好みに自分の歌声を作り替えた彼の声は、必ず多くの日本人の心を鷲掴みにするだろう。

そして、バラードで鷲掴みにすれば、その後は、全く違ったジャンルを歌えばいい。

歌手ジェジュンの多様性をこの日本の音楽界に知らしめればいい。

 

 

彼の歌手としての才能が、JPOPという栄養素を取り込んで、大きく開花することを心から願っている。