先ず、今回、やり取りをするにあたって、多くの方からの資料提供や指摘をいただいたことに感謝します。
トレジャーブック編集人の田中氏とは、12.13日の両日に渡ってやり取りをさせて頂きました。
会話はすべてレコーダーに録音し、文字起こしをしてありますが、それだけで膨大な時間を費やし、なかなか記事が更新できなかったのをお詫びします。
レコーダーに録音したのは、なるべく正確に記憶しておきたいと思ったからです。
とくに、ジェジュンが編集に関与したのかしなかったのか、ということと、なぜソロ活動の歌手活動だけが掲載されていないのか、という部分についてのやり取りは、慎重に言葉を精査したいと思いました。

正直なところ、少し疲れました。
突っ込んだ問い合わせをするためには、こちらもトレジャーブックを精査しなければならず、他の情報との照らし合わせなど、この数日の時間の殆どをこれらに費やしました。また、骨折した背骨の部分がまだ完治していない為、PCでの長時間作業は出来ず、スマホのアプリを使って記事を書いた箇所もあります。
一度にすべての文字起こしを記事にするには、いささかエネルギー切れ(笑)……
分割してアップすることにします。

また、前記事において、私が「消費者センターに報告出来る事案になり得るかもしれない」と書いたことを既に消費者センターに通告したかのように批判している人がいると耳にしましたが、私はまだ通告していません。
ただ、田中氏によると私が電話する前に既に何人ものファンが返品返金に対する対応を申し入れたり、消費者センターへの通告について申し入れているようなので、時間の問題かもしれないと思います。

いつも画像のあとに緑で所感を書いているのですが、画像で終わりだと思って読んでいない人もいて、あとで読み返した時に気づきました、と言われることが多いので、今回は、先に所感を書いておきます(笑)

私の記事は、画像のあとに必ず所感を付け加えています。元々長い記事が多いので、読むのに疲れてしまわれて、申し訳なく思いますが、出来ましたら、所感まで読んで頂けると有難いです。

ツイッターにおいて、「トレジャーブックにクレームをつけることは、ジェジュンも発売元とグルになって自身のファンである購入者に損害を与えた加害者の一員という位置づけになる」との見解を目にしたが、これは、一切当てはまらない。
なぜなら、トレジャーブックのどこにも彼の名前は記載されていないからだ。

田中千鶴子氏が、「ジェジュンさんも最終的に原稿を確認した」という説明を何度か私とのやり取りの中で繰り返したが、「では、ジェジュンさんも本の監修者の一人なのか」「本の出版に関して責任を負うのか」という問いに対しては、「監修者の一人ではなく、あくまでも代理人を通して、原稿に目を通したはずです」「責任は全て出版社にある」との返答を頂いたので、彼が加害者になるという指摘は当たらない。

今回のような事案、即ち、ジェジュンが被写体になる、又は、素材として扱われたものに関して、クレームや疑問を呈すると、必ず「ジェジュンの被害に繋がる」「ジェジュンが了承したものにケチをつけるのはいかがなものか」という愚問と共に、今回は、「クレームをつけるファンはアンチファンとみなす」というような批判まで目にしたが、この人は、加害者と被害者の認定を混同しているのではないかと思う。

トレジャーブックに関して、また、これまでの同様のものに関しても、彼が直接関与したという明記がない限り、あくまでも彼は善意の第三者という立場になる。

この場合の当事者は、販売元と購入者以外になく、彼は全く関係ない。

彼が責任を負うものは、Jholicの商品とコラボした時計、デザインを提供しているMoldirの商品であって、その他のものの何処にも彼の名前の記載はない。
彼がハッキリコラボした商品とし、サインまで記している今回の時計の責任と、Jholicで何か起きた場合の代表取締役としての責任。
デザイン提供しているMoldirの商品に関しては、アートディレクターとしての一部の限定的責任を負うだけであって、全責任は代表取締役にある。

今回のトレジャーブックという商品に関して、彼が最終的にOKしたかどうかは全く関係ない。仮にOKしたとしても、だからと言って、出版社と購入者との立場に何ら影響を与えるものではない。

トレジャーブックの販売購入に関しての当事者は、あくまでもCSIと購入者である。その部分にジェジュンは何の関与もする立場にない。

「トレジャーブックを批判したら、ジェジュンが可哀想」というのは、単なる感情論であって、購入者が消費者としてのその権利において、消費者センターに通告するという方法論をごちゃまぜにし、これら二つの立場を混同して、購入者の権利を脅かすような発言は慎むべきだと思う。

あえて、発言するというなら、それは、何か別の意図を持ったものなのか、それとも他のメンバーのファンであって、彼のファンではないのではないかという憶測を呼ぶ。

なぜなら、彼のファンであるなら、多くのクレームの原因になっているソロ活動の記載に関して、十分に記載されているとは思えないはずだからだ。

そして、「彼の全てが収められているベストブック」と宣伝した内容に、今回の本の内容が見合っていると判断出来ないのも理解するはずだ。

限定的かつ、作為的なHistoryの部分に関しては、名誉毀損、風評被害を彼は出版社に問うことの出来る立場でもあり、彼もまた被害者の一人として認定される可能性もある事案だ。(なぜなら、彼はソロ歌手活動の部分だけが抜け落ちたHistoryを紹介されたのだから)

そういう立場を考慮せず、「加害者の一人になる」というような間違った認識を広めて欲しくないと思う。

いろいろなファンがいるだろう。
100人寄れば100通りの考えがあり、オンリーといえども千差万別だ。
今回のことが彼に被害が及ぶと言うのであれば、目を覆いたくなるような加工画像や小説の数々は、彼に風評被害を与えていないと言い切れるのか。
それぞれの主義主張は、そのテリトリーの中で、理解する人達の間だけで行えばいい。むやみに批判するのは、どうなのかと思う。

特に今回のような、一消費者としての立場からの指摘は、それぞれの考えを通り越し、消費者として法律で与えられた権利でもある。

私は、自分が16,800円もの対価を払って購入したものの内容が、宣伝内容の文言に合っていないこと、対価に見合った商品でないことを問題にしているのであって、ジェジュン自身が、この本をOKとしたのかどうかということに対しては、一切別次元の話であり、彼がOKしたから、商品に文句を言うな、という高圧的な論理には、一人の消費者として、断固、反発する。

今回、私は、この本の購入者としての権利を行使したまでであるということを先に述べさせて頂く。

トレジャーブックの編集者田中千鶴子氏とは、二日に渡って電話で合計1時間以上、やり取りをさせて頂いた。

レコーダー興しをした原稿は、7,000文字を超える。

やり取りの内容は、そのまま出せる部分と出せない部分があり、先ず、トレジャーブックの書籍としての単純なミスの部分の指摘についてから記事にする。

この部分においては、田中氏とのやり取りをそのまま出させて頂く。

トレジャーブックには、書籍として余りにも初歩的な単純ミスが多く、それは、校正の段階できちんとチェックしていれば、このような不完全な本になることはなかったと思われる。

これが、大手出版社であれば、事前に必ず気がつく程度のものであり、正誤表をつける。または、回収して、その部分を差し替え、再度出版する、などの対応を取って然るべき事案だが、CSIは、指摘した大部分において、指摘されるまで気づいていなかった。

この会社の基本的姿勢、チェック機能、また、田中編集人の編集者としての技量には、大いに疑問を感じた。

 

★田中氏とのやり取りについて
トレジャーブックには、単なる出版物としての書籍としても致命的なミスの指摘については、田中氏は、手元にトレジャーブックを持ち、全て確認しながらの作業になった。
文中の言葉使いについては、話し言葉をそのまま書くのではなく、文章に適した文言に変換しています。但し、田中氏の返答は、そのままの文言にしてあります。
(回答は、→と共に赤字で表記、さらに突っ込んだやり取りをした場合には、白地がこちら側、回答が赤字である)

1.写真の間違い
P48 レプリカの説明文の中に「軍隊中の面会写真」としてジェジュンさんとチソン氏のツーショット写真について、明らかに入隊中ではない写真が収納されている。
→「ジェジュンさんから入隊中の写真として代理人を通して渡された。ジェジュンさんが勘違いされたのではないかと思う」

明らかに誰が見ても軍隊時の写真でないことは明白。たとえ、ジェジュンさんが勘違いして渡されたとしても出版社として指摘することはできなかったのか?または、交換を申し入れるということはできなかったのか?
→「ジェジュンさんを信じた。校正の段階で全員が見落とした」

 

2.スペルミス
P112 「Just another girl」のanotherがanatherになっている件。
→「他からも数人指摘された。申し訳ありません」

 

3.映画「天国への郵便配達人」に関する明らかな間違い
P129~131にかけて4ヶ所「天国の郵便配達人」という表記があるが、正しくは「天国への郵便配達人」
この「へ」が抜ける件に関しては、作者の北川悦吏子氏自身が何度も「正確に表記して欲しい」と話していて、明らかな間違いだが気づいていなかったのか?
→「……(しばらく絶句)これは気づいていなかった」

また、P129の文中において、ヒロインを「7年前に母を亡くした女性のエピソード」として紹介しているが、これは、北川悦吏子氏が、この作品を書くにあたって、自身の母親が七年前に亡くなったことから、温めてきたモチーフとして語っており、ヒロインのキャラクターではない。
この筆者は、映画を観ていないのではないのか。観ていたら、このような間違いは決して起こさない。→「これは(ライターが見たかどうかは)わからない……(無言)」

 

4.JYJの呼称について
P132において、ユニット名JYJの表記があるが、2010年9月の「The…」の発売当時、JYJの表記はない。avexでの活動中は、「JUNSU/JEJUNG/YUCHUN」又は、「JJY」の呼称を使っており、「JYJ」の呼称を正式に使ったのは、2010年10月の高麗大におけるshowcaseの発表時である。
このライターは、きちんと調べずに書いたのではないのか。
→「ここの事実関係については調べます。JYJの名称がいつ使われたかについては、こちらでも情報を確認します」

 

5.明らかな段落の欠損
P114の段落替えは、不自然。気づかなかったのか。
→「これは出来上がった段階で気づいています。印刷側のミスです」

 

※Historyの作者Maki Tsuchida氏については、韓国在住の日本人作家と宣伝に記載しているが、作家ではなく、映画ライター。
https://www.konest.com/contents/korean_life_detail.html?id=4387

★これらの資料を提供してくださった出版関係のアメンバーの方に感謝します。