今ほど、ジェジュンが軍隊にいて良かったと思うことはない。

メンバーが告訴された罪を実際に犯したのかどうか、知らない。
けれども次々と明らかになる事務所と暴力団との癒着構造の中で、今ほど、彼が軍隊にいて良かったと思うことはない。

彼は軍隊にいて良かった。軍隊という砦の中で安全に守られている。
そう思った。

バリバリのオンリーだとわかる私のブログに平気でJYJファンがイイね!マークをつけていく。
それもジェジュンファンでもないのに……

一体、どういう神経なんだろう、と思う。

マークをつけていくことで自分を誇示したいのか、それとも無言の圧力をかけたいのか、自分のブログに誘導したいのか……

JYJジェジュンファンのブログをリブログしているので、読みに行ってみたら……

ああ、そういうふうに考えるのか、と思った。

当然、今、世間を騒がしているメンバーは、女性達に嵌められたと言い、彼女達の証言は信用しないと書いてあり、メンバーを全面的に擁護してあった。
大したものだと思う。

JYJファンというのは、どこまでも「絆」というフィルターを通してしかメンバーを見ないんだな、とわかった。

だから、一人一人、何をしようが、どんな事を起こそうが、お構いなしなのか。

女性に嵌められたのか、女性たちの言うような行為を本人がしたのか、それは知らない。
ただ、そんな店に行ったということは、歴然とした事実であって、それ自体までもが嘘だとは言えない。

それも友人や事務所の人間と行ったのだから、心を許したもの同士ということなのだろう。

公益兵と呼ばれる人達に、これほどの自由があるとは知らなかった。
軍服を着ない自由、勤務以外の時間は何をしても許される自由。どんな場所に立ち寄ってもいい自由。

自由、自由、自由。

自由だらけだ。

軍服を着て、行動も制限され、夜は、満足に寝ることもままならない。ましてや、軍楽隊には、休日に公演や練習が予定されている。
通常の軍務の他に、自分の練習もこなし、イベントへの出演もして、殆ど自由な時間などない人間とは別世界だ。

ただ、芸能活動をしないだけで、何の不自由さも感じない。
そんな生活にどっぷり浸かれば、何をしても許される気持ちになるのかもしれない。

たとえ、女性側の背後に代表の父親と敵対する暴力団の存在があったとしても、そのターゲットに選ばれるだけの気の緩み、慢心、そういうものがあったとしか考えられない。

嵌められるには、嵌められるだけの理由があるはずだ。

JYJジェジュンファンというのは、ジェジュンだけを見ているんじゃないとよくわかった。
ジェジュンをあくまでもJYJという檻の中に閉じ込めていれれば安心なのか。
3人で一緒にいさえすれば安心なのか。

ジェジュンファンだと言いながら、JYJも応援しているというスタンスの人間は、ジェジュンだけのことを考えようとはしないのだとわかった。
3人のうちの誰かが、抜け駆けしようと、反日行動を起こそうと、法律に抵触するような行動を起こそうと、そんなことはお構いナシなのだ

そして、ジェジュンがJYJのメインヴォーカルを取らなくても平気なのだ。センターで歌わなくても構わない。
事務所イチオシの歌手がセンターであり、メインであっても構わないのだということがよくわかった。
だから、ジェジュンだけに起きる不可思議なことも何の違和感も持たないし、事務所イチオシの歌手との明らかな扱いの違いも見過ごせるのか。

昔、言われたことばを思い出した。

「ジェジュンは、5人の時、いつもメインで何でも優遇されていた。だから、3人になったら、今度は我慢する番。5人の時、他のメンバーもファンもどれだけ我慢したかわからない。だから今度は本人もファンも我慢して当然」
「メンバー全員を愛した上で、ジェジュンも愛するのが正しいオンリー」

そう言った彼女は、サセン直後のロッテファンミでのメンバーのジェジュンへの仕打ちにも目をつぶり、サセン事案のメンバーや事務所の関与を「信じない」と言って否定した。

今、彼女は、平気で堂々とオンリーファンサイトを運営している。
オンリーと名乗りながら、メンバーファンと交流をし、チケットも回し合いをし、JYJコンサートではメンバーファンから有利な席をゲットする。
誰のファンとも仲良くする平和主義。そんな彼女のあり方が、正しいオンリーファンだそうだ。
そのサイトには、会則に堂々と事務所やメンバーの批判をしない、と書かれているのだから、ジェジュンがどれほどの扱いを受けても甘んじて受け止めるという立場なのだろう。

ジェジュンがメンバーによってどんな被害を受けようと、JYJというグループの中にいるのだから、当然であって、メンバーを擁護するべき立場だとでも言いたいのか。
彼女達の思考回路の中には、ジェジュンだけの幸せを考えるという思考回路はなさそうだ。
それこそが、Cjesやイチオシ歌手の狙う、絆という日本独特の考えのもとにファン層を取り込む作戦だったのかもしれない。

案の定、今回の事件が起きても、こんなときだからこそ、メンバーのコンサートに出かけ応援するべきだ、という論理には呆れて物も言えなかった。
どこまでも自分のものは自分のもの。メンバーのものも自分のもの、という定義がまかり通る世界なのだ。

根本的に見ている場所が違うのだとわかった。

今回のことは、同じグループにいる限り、メンバーに何かあれば、火の粉が降りかかってくるという現実を如実に現している。
それが証拠にイチオシの歌手は、マスコミに今回の件についてのコメントを求められて空港まで追いかけ回されていた。
それを本人と同じように無言で押し通し、屈強なSPに守られる姿を見た一般人はどのように感じただろう。
事務所と同じようにそこには、誠実さの欠片も感じられなかったに違いない。
ファンにひと言の謝罪もせず、マスコミに強力に対応し、無言を貫き通させる事務所は、ただ逃げ回っているだけのように見える。

今まで支えてきたファンだけが置き去りにされている。

何かあれば、平気で自分の父親を介入させてくるということは、事務所が黒い勢力と結びついていることが、単なる疑念から、事実だということを示した。
それは、いつ、ジェジュンも、そのような黒い勢力のターゲットにされるかわからない、という懸念をあらためて示したと言える。

あの事務所にいる限り、そういう黒い勢力から逃れることは出来ないだろう。
何かあれば、事務所は、背後にある黒い勢力をチラつかせて、交渉するのだ。
何の関わり合いもないのではなく、しっかりとその力を利用して、自分の思い通りにことを運ぶのが、代表のやり方なのだとわかった。

それは、外からの圧力に対してだけでなく、内に抱える芸能人が自分の思い通りにならない時にも、当然、その力を示すということを露呈している。

そんな中で今、彼が事務所にいない、ということだけが唯一の救いだ。

どんなにメンバーや事務所が、JYJ、JYJと言っても、現実に彼は、その場所にいない。
どれだけ火の粉を巻き散らかして、巻き込もうとしても、今、彼は手の届かない場所にいる。
その現実だけが、唯一の救いだと思った。

軍隊に入って1年3ヶ月。

軍隊にいる方が事務所にいるときよりもずっといい、と何度思ったかしれない。

本当に今ほど、軍隊にいて良かったと思うことはない。

「軍隊に行ったら誰も守ってくれないじゃない」と涙顔で言った彼。

その彼を今、軍隊が守る。