30を手前にした人間なのだから、自分の考えも意思もあるだろう。
芸能人だからといって、政治活動も政治的思想も本人の自由だ。
いくら反日教育を受けたとしても、その後、日本で活動し、日本で生活し、日本人と仕事をする中で何も感じなかったとは言わせない。日本でトップの位置まで上り詰め、国民的音楽番組に出演までした。その間に多くの日本人と交わり、日本の考え方も風習も知った筈だ。今と違い、韓流ブームの中で随分、日本人の好意的行動に触れていた筈だ。その経験の上に、尚且つ、その思想を持つことを選んだのは本人の意思によるものだろう。反日教育のせいでもなんでもない。実際の日本を見聞きし、体験した上での明確な意思による選択のはずだ。だから、反日教育のせいなどと、擁護する必要もなければ、弁解する必要もない。自分の思想に誇りを持ち、堂々としていればいい。きっと本人は堂々としているはずだ。
芸能人なら、極力、政治活動を避ける、政治的発言を避けるのは、日本では当たり前だが、欧米ではそうではない。皆、自分の意思表示をハッキリする人が多く、それ自体が非難される事ではない。
ただ、意思に反した行動をする事に非難が集まるだけだ。

慰安婦の問題と竹島の問題は、日韓の長年の懸念問題であり、特に韓流ブームから、嫌韓の流れに変わった大きな原因の一つでもある。
在日でもこれらの問題に関しては、デリケートな感情を含むため、発言を避ける。議論を避ける。それが友好的な関係を保つ手段だからだ。

仮にも日本で多くのファンを持ち、日本で活動するのであれば、その国民の感情を害するような行動を避けるのは、その国で仕事する人としての最低限のマナーなのではないかと思う。
この日本で活動するのであれば、それぐらいのマナーは持ち合わせててもいいのではないのか。
たとえ、ホンネの部分で独島は自分の国のものだ、慰安婦は、日本の犠牲者だと思っていたにしても、それを象徴するような行動をあえて避けるのは、最低限の日本という市場に対する、日本のファンに対するマナーなのではないかと思う。
それをあえて行うというのなら、それ相応の非難を覚悟の上での行動だと思われても仕方がないのではないのか。

それとも自分の考えを日本のファンに浸透させ、韓国の国策の一環を担うスターでいたいのだろうか。それなら、それで、日本に来る時に、バッチもブレスも堂々とつけてくればいい。
日本に来た途端に、自分の過去の行動も思想もなかったかのように、親日家の仮面をつけ、発言をすることもないだろうに。
それとも、さすがに日本で活動する時にはマズイと思うのだろうか。
それぐらいの最低限の感覚は持ち合わせているのだろうか。
堂々と自分の主義、思想を全面に出して日本に乗り込んでくればいいのに、と思う。
それでもファンは、ついてくるのだろうから。

物品を販売し、寄付を募るやり方を見ながら、韓国特有の考え方なのだと感じる。
寄付を募るのに、どうして物品を販売するのか理解出来ない。
募金をするのであれば、純粋に募金だけ募ればいいのに、といつも感じる。
物品を販売するのは何の為なのだろうか。
それとも韓国では、単なる募金ではお金が集まらないのだろうか。何かを販売しなければ、お金を集められないということなのか。
いつも不思議に思うのは、物品を販売して、キリのいい金額の募金をすることだ。
必ず端数が出るものなのに、その端数はどこに行ったのだろうと思う。

日本市場に対して、日本のファンにも物品を販売して、その収益から韓国やアジアの施設に募金される。決して日本の施設や、児童に還元されることはない。
一度でも日本の施設や恵まれない子供の為に還元されたことがあっただろうか…
あくまでも韓国の優位性を保つ。
韓国芸能人を応援するには、韓国のやり方に従わなければならないという暗黙のルールを感じる。

日本ファンの前では、決してそのような顔を見せず、自国に戻れば、自国の思想に沿った行動を取る。
見事に使い分けるやり方が、大人になった証拠なのだろうか。

あちらにいればいい顔をし、こちらに来ればいい顔をする。
そうやって見事に使い分ける事を、日本では、八方美人という。
そして、その言葉は決して褒め言葉ではないという事を韓国人は知っているのだろうか。

事務所の代表も事務所のあり方も、韓国特有のあり方だ。
政治と深く関わり合いを持とうとする姿勢は、決して日本と友好的な関係を築こうとするスタンスではない。
あくまでも日本はビジネスワークの一つであり、日本の市場に対する自国の優位性を保つ。
日本ファンを管理し、誘導するのは、自分達なのであり、日本事務所と契約を結ぶなど、とんでもないことだ。日本からは回収さえ出来ればいい。

いつも自分達が優位に物事を進め、決定権を持つ。
日本ファンは、管理するだけであって、決して同等の立場にはない。
事務所が日本ファンに出す記事はいつも上から目線だ。
日本の為に○○してやってるのだという口調しか感じられない。
日本のSNSに限定した警告措置などは、そのスタンスの最たるものだろう。
メンバーの私生活を中傷するようなルーマーを書くなという警告は、決して日本ファンを友好的に捉えたものではない。
政治問題を持ち込んだのも、そのような行動に出たのも、決してルーマーでも何でもない。紛れもない事実だ。そして、そのような行動をする芸能人に対し、日本人としてどのような感情をもつかという想像力すらないということなのか。
事務所は、もっと日本人の感情を理解したほうがいい。
少なくとも、これからも日本という市場をあてにし、回収したいと思うのなら…だ。

日本は韓国と違って、個人の表現も思想も自由を憲法で保障された国だ。
YESという自由もあれば、NOという自由もある。
どんな意見や思想であっても、それを表現する自由がある。
慰安婦問題を別の視点から取り上げた学者が書いた書籍を、「思想を統一するためには、違う意見に対して権力が制限を加えることは認められる」というような事を平気で述べ、言論も思想も弾圧するような時代錯誤の考えをしている国とは全く違う次元の国に住む人間を相手にしているのだということを、認知し直したほうがいいと思われる。

どんなに事実を捻じ曲げ、過去の栄光を書き直しても、人の記憶を書き直すことは出来ない。
事実は人の記憶の中にあるのだ。

かつて、5人グループの時、人気も地位も認められたのは、日本社会に対する誠実さと、真面目さが評価されたからだ。
日本という国は、たとえ何人であっても、どんな企業であっても、真面目さや誠実さを感じる時、そのものの価値を正しく評価する。
それと反対に、どれほど鳴り物入りで来日し、デコレイトされたものであっても、そこに不誠実や不真面目さを感じる時、決して評価しない。
どんなに表面を覆い繕い、二枚舌を使っても、その言葉の端々や、選ぶ単語に内容が伴わなければ、評価を与えるものではない。

日本を馬鹿にしない方がいい。

八方美人なのか、本物の美人なのか、見抜く力は持っている。
そして、自由を保障された国の人間は、思想統制や言論弾圧に対し、神経質なぐらい拒否反応を示すということを知っておいた方がいい。

日本ファンは見ている。
日本に対する感情が本物なのか、偽物なのかを。