ユチョンのファンサイトの行なっているサポートに批判が集まっている。

日本ツアーの発表を待つかのようにサポートグッズのお知らせが出されたことが発端だった。

日本ツアーがあるということを事前に知っていなければ、このようなサポートグッズをあらかじめ準備することは出来ないだろう。ではその情報はどこから取ったのか。

 

過去の活動では、ユチョンの母親までわざわざ日本に出向いてこのサイトのイベントに出席していること、ユチョンの私物が多く提供されていること、コンサートにおいて、ファンミにおいて、スッタフはいつも良席を確保していること。ユチョン本人と同じ飛行機に乗ったり、同じホテルに泊まったりしていること、etc.

 

これらの事から、このサイトが韓国のファンサイトと深く繋がり、支援を受けている。又は、韓国ファンサイトの出先機関である。多くの募金をグッズ販売で集め、サポートに使いますというメッセージの下、その一部を自分達の活動資金に回している。また、実際にプレゼントを届ける、食事サポートをするという時には、限られた人間が、本人に会う特権を持ち、その特権を与える為にファンが募金をしている構図は、どう考えてもおかしい、という指摘と批判が繰り返されている。

 

当のファンサイトは防戦に必死のようだが、これらの指摘は、今まで公然と批判する人がいなかっただけで、ファンサイトの活動に参加すれば自ずとわかることばかりだ。例えば、私は、ファンになった頃、ある韓国のファンサイトのグッズを購入し、その収支報告を読んで驚いたことがある。グッズの収益は実に何百万もの金額になっていた。

 

日本と違い、韓国での何百万は、日本の価値の数倍にも上る。

私製ファンサイトが、このような収益を上げ、平然としている事に驚いた。これらの潤沢な資金をいくら高額の贈り物に使った、食事サポートに使ったと言っても何度も繰り返されるグッズ販売の度に莫大な収益は累乗していくのだ。

 

経費のかからない韓国でグッズを制作し、日本並の値段で日本ファンに提供する。その方式では、莫大な利益を獲得する。それらの収益を全額サポートに使っているというサイトの報告を鵜呑みに出来るだろうか。

 

サイト活動を大きく行えば行うほど、そこに避けられない経費が発生する。それらを全てボランティアでまかなっているとでも言うのだろうか。

 

俄には信じがたい話だ。

グッズ販売=スターのサポートという構図は、韓国方式の最たるものだが、日本ファンの参加によって巨額の資金を得、高額なサポートを行い、スターにサイト名を認知させる。

それは、日本ファンの為になっているのだろうか、と思う。

 

日本ファンで日本での活動を希望しない人はいないだろう。誰もが日本活動の再開を願っている。そのことが韓国ファンサイトの活動に参加することによって、日本活動に繋がるのだろうか。あくまでも韓国での地位を押し上げるものなのではないだろうか。

 

それでも構わないという人だけがサポートに参加しているのだろうか。

日本で大きなファンイベントを行う。そこには必ず韓国ファンサイトのサポートがなければ実現しないようなことがある。

例えば本人からのメッセージ、本人からの私物の提供。

これらは、日本ファンサイト独自の活動では絶対に実現出来ない。日本のサイトが韓国の事務所や親族と直に繋がることは不可能に近い。そこには必ず韓国のファンサイトが介在する。その介在には多くの利権がつきまとう。利権がなければ、私物を手に入れたり、本人からのメッセージをもらったりすることは不可能だ。

 

韓国ファンサイトは、事務所や親族と深い繋がりを持つ。その密接な関係を作る為には、多くの資金が必要だ。その資金はどこから出ているのか。誰が提供しているもので、そのような関係が構築出来ているのか。そしてそれは決して日本ファンサイトの認知に繋がるものではなく、介在し、サポートする韓国ファンサイトの功績に繋がる。

 

そういう構図が出来上がっているから、日本のファンサイトは大きなイベントを行うことが出来る。

その構図の中に日本活動再開への支援はあるのだろうか、と考える。日本ファンがその貴重なお金を使って参加する意義はあるのだろうかと考えるのだ。

 

ペンラ企画というものがある。

これも本来は、事務所主導でするべきものであって、どこかのファンサイトが主導的にするものではないと考える。

会場には、twitterもネットも情報も追わない単なるファンもたくさん参加する。

特にこれから日本活動が再開され、ツアーが本格化すれば、どこのファンサイトにも属さない、単なる一般のファンが増える。増えていかなければ困る。

それらの人達は、ファンサイトの企画に置いてきぼりになる。

会場では、一部の熱心なファンのサイト企画が実行される。それを何の事?と思いながら眺めるファンが増えるかもしれない。

東方神起時代のように、事務所が主導して、座席にメッセージとグッズが置かれているなら、その企画は一部のファンのものだけにならない。でも今の状況では、ネットをしないファン、twitterをやらないファン、情報を追わないファンは、仲間はずれになる。

 

日本活動が再開されれば、今までの韓国方式のサポートは、日本ファン社会に必要なのだろうか。

多くの新規ファンを獲得していくことが、日本活動の成功へと繋がる道筋であり、それらのファンを韓国方式のファンサポートに取り込んでいく方法は、決して日本音楽界での地位確保に繋がるものではないと考える。あくまでも事務所主導の形が日本でのやり方なのだと思う。

 

韓国人の歌手だから、韓国ではこうしていたから、と何でもかんでも韓国方式を受け入れ、それを実行することが日本ファンのあり方だとは思わない。韓国人であっても、日本の音楽界で活動する限りは、日本の土壌になじむ必要があり、それが出来たからこそ、東方神起5人時代の成功があるのだ。

紅白に出て一気にブレイクし、多くの日本人に認知されたあとは、韓国方式のサポートも韓国ファンサイトも知らない一般の普通のファンが多く存在していた。これらの存在によって、彼らの活動も地位も支えられていた事を忘れてはならない。

 

普通の活動を普通のファンを獲得することが、日本活動の第一歩であり、日本音楽界での地位の再構築へ繋がると感じる。

そういう社会に早くなればいい。

コンサートに行き、多くの一般ファンがたくさん存在するような、そういう会場になることが、日本活動の安定へと繋がると考える。

そこに韓国方式のファンサイトの存在は必要ない。

それが日本のやり方だと考える。

 

 

【追記】

曲りなりにも小さなファンサイトの管理人として適切な記事ではないかもしれない。ただ、私が主催しているサイトは、サイトとは名ばかりの小さな団体でしかない。任意で集まったオンリー達が一緒に楽屋花を送るような集まりで、普通なら、2、3人も集まれば楽屋花など贈ることは十分可能だ。ただ、周りにそういう知り合いがいない、一緒にしたくても出来ない、という人や、同じオンリーの考え方の人達でやりたい、という主旨の下に集まった小さなグループでしかない。サイト名を売名するつもりもなく、どんなサポートをしているかも声高に叫ぶ必要も感じない。ただ、日本ファンとして、本当にジェジュンに届くサポートをしたいと思う人達が集まる場所でしかない。そこに経費もスタッフとしての特権も何もなく、それらのことは韓国ファンサイトの手を借りなくても出来ることばかりだ。

 

日本のファンとして出来ることだけをしていく。そういう気持ちには、ファンの為に何かを行うという気持ちもない。ただ、彼に届くサポートだけをしていく。そんな考えのサイトが一つぐらいあってもおかしくないと思ってやってきている。早く一般のファンが大量にコンサートに参加する姿を見たいと思う。