人生で初めて買ったペンライトは、2010年6月の京セラドーム初日に早朝から並んだグッズの中にあった。

暗いドームの中で、無数の赤い点が揺れて、とても綺麗だったことを覚えている。
夏、ジェジュンの日本での最後の活動、8月のa-nation、味スタの最終日。
多くのファンと共に赤いペンライトを必死で振った、日本活動が打ち切りになるなど、夢にも思わないで…
それから、コンサートがあるたび、赤いペンライトを振った。赤いペンライトを振ることが彼のグループを応援する事だったからだ。
2010年10月のJYJshowcase、11月のソウルコンはもちろんのこと、翌年6月の両国や釜山、11月のひたちなかなど、公式ペンライトがあればそれを振り、なければTHANKSのペンライトを振っていた。だから当然、2013年1月の初めてのJJパーティーも、4月のJYJの東京ドームも、6月の横アリのソロファンミとミニコンサートだって、公式の赤いペンライトを振った。
それが当たり前のことだったからだ。
緑のペンライトの存在を初めて知ったのは、2013年6月の横アリのときだった。
ファンサイトの企画がいくつもある中で、彼の歌う「三日月」の時に、緑ペンライトを振ろうという呼びかけがあった。
その時、韓国では、ジェジュンの応援に緑ペンライトを振る、ということを知った。
個人サイトの発達した韓国では、グループ全体を応援するというよりは、メンバー個人を応援するというスタイルが定着している。
ジェジュンペンは、緑のペンライトを振る。緑のペンライトがジェジュンペンの証のように、いくつもの韓国ファンサイトが、あの時、こぞって緑のペンライトを企画し日本ファンに販売した。緑のペンライトは、その頃あった、ジェジュンの姉のショップのグッズでも販売されていた。
私も横アリのときに、緑のペンライトを貰った。それは、姉のショップのものだった。
2012年、サセン動画の一件のあと、中国のファンサイトから、日本のジェジュンオンリーファンに向けてメールが送られていた。
その頃、日本には、オンリーファンはほとんど存在せず、オンリーと表明している人は、ごく少数しかいなかった。
そのメールは、必ずオンリーだけに回して、という注釈がついており、サセン事件の真相と、Cjesが何を今まで行なってきたのかの詳細が、証拠の録音内容と共に送られていた。
そうやって、一部のオンリーは、サセン事件の真相とCjesの正体を知ることになった。
それでも2012年は、彼は、俳優としての仕事以外、何もすることがなかった。
だから、2013年のソロミニアルバムに始まった一連のソロ歌手活動は、オンリーにとってはこの上なく嬉しかったし、横アリでのソロ歌手としての実力と魅力を見せつけられたファンの中から、多くのオンリーが生まれることになったと思う。
また、その頃には、ジェジュンだけに起きる理不尽な出来事について、Cjesに疑念を持つ人や、メンバーの対応に疑問を持つ人達も少なからずいるようになった。
あれほど歌えるジェジュンが、なぜ、歌えないのか。
「余り歌わせて貰えない」
ジェジュンの発したひと言は、歌わないのではなく、歌えないのだ、ということを証明していた。
同じグループでも、盛んに歌手活動をする人間が存在する中で、Cjesに対する不信感を持ったオンリーは多かったと思う。
Cjesへの批判がCjes離れに繋がり、ジェジュン個人を応援する、というスタンスに変わっていった人が多かった。
横アリまで、彼は、日本にも韓国と同じように、自分だけを応援してくれる人がいることすら知らなかった。
後に、彼が、「自分に人気があるのは、グループに人気があるからなのかな。グループの一員だからかな、と思っていた」と語ったように、自分だけを応援するファンがいるということも、ソロで歌って欲しいと思っているファンがいるということも、全く知らなかった。
そんな彼に、「日本にも、あなただけを応援するファンはいるのよ」というファンとしての明確な意思の現れとして、緑のペンライトを振る人が増えて行ったのだと思う。
緑のペンライトは、ジェジュンペンの証だという韓国の流儀に乗っ取った応援をする人が増えていったのかもしれない。
とくに、JYJのコンサートの時には、それが顕著になった。
ジェジュンファンだけでなく、ユチョンファンもジュンスファンも、それぞれの色のペンライトを持っていた。
さらに、公式グッズのペンライトも色分けされ、個人カラーのペンライトは、Cjes公認となった。
即ち、完全に韓国のファンスタイルを踏襲したものを公認としたのだった。
だから、ジェジュンオンリーは、緑のペンライトにこだわった。
緑のペンライトを振れば、ジェジュンには、自分だけのファンがいる、とわかるからだ。
Cjesのマインドコントロールの中で、四六時中、「日本に一人で戻って何が出来る」「日本には、グループ活動を望むファンばかりだ」と吹き込まれている人に、自分だけのファンがいるということをアピールするには、緑のペンライトを振ることが最もわかりやすいことだと思った。
だから、私は、緑のペンライトを必ず振った。
赤いペンライトでは、誰のファンかわからない。
ジェジュンのトライアングルファンミのときなどは、赤いJYJのペンライトを持ち、ジュンスの大きなうちわを振っているファンを見かけたほど、会場には様々なスタンスのファンが混在していた。
だから、緑のペンライトにこだわった。
今、彼は、日本に自分だけのファンが多数存在していることを知っている。
そして、ソロで歌って欲しいと願うファンの存在も知っている。
だからこそ、ソロ歌手ジェジュンとして、日本に戻って来た。
今回のイベントの報道につけられた肩書きは、「韓国人歌手」「韓国のソロ歌手」「韓国のアーティスト」だ。
そのどこにも「俳優」の文字もなければ、グループ名も存在しない。
グループ名も過去の話も彼は明確に拒否の意思を表明したことからも、彼がソロ歌手ジェジュンとして日本の芸能界に戻って来たことは明確だ。
そんな彼の新しいスタート「Bright Starts」のペンライトは、「赤」だった。
ソロ歌手ジェジュンのコンサートに足を運ぶのは、彼の個人活動、ソロ歌手としての活動を応援する人達だ。
もう彼に「あなただけのファンがここにいるのよ」と教えなくてもいい。
「ソロ歌手として歌って欲しい」と願わなくても、彼は当然、一人で歌う。
何の冠もつかない彼の名前は、これから、多くの日本人に「歌手ジェジュン」として記憶されるだろう。
わざわざ「ソロ歌手」とつけなくても、歌手ジェジュンは、一人で歌うことが当たり前なのだから。
そんな彼の応援は、緑のペンライトにこだわる必要はない。
初めて彼の活動を観た頃のように、これからは、公式のペンライトを振ろうと思う。
再び、緑のペンライトを振る日が来ないことを願っている。
文責kuko
(文章の一部切り取り、また、全文の無断引用や掲載を一切禁じます。最近、YouTubeに一部の文章の引用をアップしたものを見かけますが、それらも含めて、私の文章の引用を禁じます。リブログのみ許可)
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この記事は、私の個人的見解に基づくものであって、緑のペンライトが好きな人を批判しているのでもなければ、非難するつもりもありません。
誤解のないようにお願いします。
一人で、日本に戻ってきた彼が、今後、何色のペンライトを作ろうと、ペンライトをなくそうと、私は彼の意思に添います。
これからは、彼の意思が、そのまま反映されるからです。
それが一人で戻るということの意味だと思います。
「グループ名も過去の話も×で」と言った彼は、何度も何度も「新しいスタート」「今日からが新しい始まり」とイベントで言いました。
歌を歌わなかったのも、彼は、新しい歌でソロ歌手ジェジュンとしての歩みを始めたいと思っているのかもしれません。
彼は、いつも過去を振り返らず、前だけを見つめて来ました。
そんな彼の気持ちに沿って、これからもブログを書いていきたいと思います。
一人で戻って来た彼は、これからたった一人で芸能界で闘っていかなくてはなりません。
ケイダッシュという強力なサポートがあったとしても、個人事務所を自分で立ち上げるほどの決意は、並大抵の覚悟ではないと思います。
そんな彼のことを一人でも多くの日本人に知って貰えるように、一人でも彼の味方になるファンが増えるように、記事を書きたいと思います。
彼が、日本社会の中で、普通に生活をし、ありのままに定着していくことを心から願っています。
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