台風の日本。

ジェジュンの行く先々に台風が追いかけてくるようで、ちょっと不満顔の自撮り画像と雨男、台風のハッシュタグの連打に笑った。
雨の中、どこにも行けずにのんびりするのもいい。

VIPな扱いを好まず、一般客に混じって行動する彼は、日本の日常を満喫しているように思う。

26日のドリフェスまであと数日。

「入隊中、無我夢中で仕事したいと思っていた」

ドラマ撮影後も殆ど休みなく仕事し続けた彼が休息に選んだ場所は、日本だった。
一切の素振りも見せず、いきなり日本に現れた。

大きなステージの前には、リラックスした時間が必要だ。
最近の彼の仕事の仕方を見ていると、メリハリのつけ方が上手くなったと感じる。

自分で仕事を選んで、休息も自分で決める。
どこでどんな仕事をするかも自分で決める。

そんなやり方は、彼がまさに望んだ形と言える。
その形が崩されないことを願う。

彼の意思は彼だけのものであり、彼の意思決定になにものも影響することは出来ない。

そういう頑固さと束縛を嫌う心。

それが、クリエイトな仕事をする人間の本性だと思う。

自由に動き回る彼の姿を見ながら、そんなことを思った。


松尾大社は、私も数年前に友人と出かけた。
彼があげた境内の景色に見覚えがあると思ったが、おみくじの画像で確認した。私も雨の日の訪問だった。

彼がInsta.に画像をあげると、時間をおかずにどの場所のどんな店なのか、情報が出回る。
画像の端に写った僅かな情報から、彼がどこにいたのか、調べ上げる。
翌日には、その場所を訪ね、どんな様子だったのか拡散される。

18日以降、彼の大阪や京都での足跡の情報が出るたびに、よく調べあげられるものだと半分は感心しながら、少し違和感を覚える気持ちがある。

 

私は、彼のファン以外にファン生活を知らない。また、誰かの熱烈なファンだという知人もいないから、これが、ファンとして当たり前の行動なのだと言われれば、そうなのかもしれないとも思う。
フライト情報の売買や、アイドルの住居まで連れていくタクシーの存在などは、韓国ならではのサセン行為だと感じていたが、日本も一歩間違えば、変わらない状況になりえる危うい状態なのかとも思うし、それがファン心理なのかもしれない。
しかし、彼が母国よりも、日本のファンスタイルを好む理由がどこにあるのかといえば、その距離感と、芸能人にも与えられるプライバシーの尊重なのではないかと思ったりもする。


彼は、Insta.を時間差であげる。
その行為には、「自分のことを知って欲しい」という感情と「自分を探さないで欲しい」という感情が見え隠れする。


芸能人にとって、もっとも恐ろしいことは、「自分が忘れ去られること」だという。
注目して欲しい、という気持ち、常に誰かに認められたい、見てもらいたい、という気持ちと、自由に一般人と同じようにプライベートでは行動したい、という気持ちの狭間で、揺れ動くのが芸能人の心理なのかもしれない。

頻繁にInsta.をあげる彼の行為の裏側に、彼のメンタルな闇の部分が潜んでいる。

こんなことを書けば、また、ジェジュンファンから総スカンを食うのかもしれないが、私のようなファンには、彼の情報がこと細やかに公開される事に戸惑う気持ちもある。

日本で殆ど露出のない彼の情報を追いかけ回すことが、彼が、日本を嫌いなることに繋がらなければいいと願っている。

唯一、彼がリラックス出来る場所。
唯一、彼自身が、芸能人であることを忘れて、一般人と同じように行動出来る場所。

そんな場所として、彼の中に「日本」があればいい。

そう思った。