突然、日本にいるジェジュン。
大阪は、ノーマークだから、きっと動きやすかったことだろう。

ドリフェスまであと1週間足らず。

韓国では、ひと言の記事にもならず、もっぱら29日のソウルでのファンミばかりが話題。
彼自身も殆どその事に触れない。
本当に無事に日本に来れるのかと心配したファンは多かった。

芸能人の飛行機の予約情報をお金で提供するサイトが、堂々と立ち上げられ、ジェジュンの情報は、26日ソウル→日本、27日日本→ソウル、とまことしやかに流されたりもしている。

中国に一人プライベートで、普通に旅行し、今度はいきなり大阪にいる。
最近の彼は、全く神出鬼没だ。

 

SPもマネージャーも同行していないところを見ると、全くのプライベート旅行なのか、何か仕事か用事があったとしても、Cjesが絡んでいないことがわかる。

 

軍隊を終えれば、渡航制限もなくなり、どこへでも自由に行ける。
また、彼なら、事前に予約も入れずに高額のチケットで移動することも十分可能だろう。

日本にドリフェスまで滞在するのか、一旦戻るのか、それすらわからない。

最近の彼は、余りにもフットワークが軽い。
あちこち自由に動き回って、Cjesが把握出来ないのを楽しむかのように、裏をかいている。

 

KAVEは大きかった。
やっぱりKAVEを無事に立ち上げたのが、大きかったのだと思う。
KAVEは彼に大きな自信を与えた。

Cjesから逃れる自信。
自分の力で日本に帰れるという自信。

「約束守りましたよ」

そう言った彼の嬉しそうな笑顔がとびきりだった。

 

飛行機で二時間しか離れていない日本。
大阪まで、僅か1時間半足らずの距離だ。
彼からすれば、ほんのそこまで移動するのと同じ感覚だろう。

いつ行ってもいい場所がある。
それが彼にとっては、余所者の感覚を消してしまうのだろう。

 

怒涛のようにあげるInsta.とtwitterと日本語。

日本にいるときの彼は、本当に笑顔しか見せない。
日本語も飛び跳ねて、キラッキラしている。
一昨日、韓国で見せたInsta.Liveとは別人のようだ。

 

きっと笑顔も瞳もキラッキラしているんだろう。

 

そんなとびきりの笑顔と瞳に、もうすぐ会える。

 

キラッキラのジェジュンに会えるまで、あと6日だ。

 


「大阪城は楽しかった。外人がいっぱいいた」と話した彼に、思わず笑った。
彼は、自分も外人だということを忘れているのだろう。
それぐらい日本に来れば、日本人の感覚になるのかもしれない。

 

猫カフェの主人は、「日本語を喋っていた」と彼が韓国人だったとは信じられない様子。
それぐらい日本に同化している彼を見れるのは、素直に嬉しい。

 

KAVEオープン以後、明らかに力関係が変わってきている。

 

ファンミをして、Cjesに利益を与えながら、決して主導権を渡さなくなった。
彼が目指した本来の力関係。
事務所とアーティストが対等、もしくは、アーティストが上の関係だ。
Cjesは、単なるマネージメント事務所だ。
その関係は、いつだってアーティスト側から切れる関係でもある。
その本来の関係に戻そうと彼は試みているように見える。

 

実績と資本力を持った人間が勝ち残っていく韓国社会。
年間で億を稼ぐ歌手は、僅か1%しかいない。
その1%に彼は確実に入っている一人と言える。
その資本力をCjesは、侮ることが出来ないことをKAVEの立ち上げで知ったに違いない。

 

Cjesからは、固さしか見えない。
力で押さえつけようとする強さ。権力を振りかざして相手を威嚇する。
そういうやり口。

ジェジュンは、しなやかさ。
竹のようにしなる強さ。
力づくで圧されても、しなるだけで、決して根元から折れない。
本当の強さだ。

 

彼がしなやかに物事に対処する限り、決して彼は言いなりにはならない。
言いなりになっているように見えて、しっかり足許を固め、自分の領域を少しずつ、確実に広げていく。

来年が、正念場になる。