ジェジュンが来月の除隊に向けて、私物の整理をしているという情報が出ていた。

除隊まで、40日余り。本当にあっという間にその日はやって来る。

 

 

「オンリーの憂鬱」を書いて、コメントやメッセージを貰った。

 

 

 

入隊前、彼がどのような状況に置かれているのか、事務所から何が行われているのか、どうして彼だけが歌えないのか…

 

 

どんなに記事を書いても、何の根拠もないと言って、同じジェジュンファンから批判された。中には、「気が狂ってる」とまで言った人もいる。

 

 

 

彼が入隊して、アルバムが出る段になって、その事は白日の下に晒されることになる。

そう言えば、それよりも前に、JYJのファンミにおいても彼の画像だけがカットされたグッズが制作されたりして、物議を醸した。

 

 

ホロコンに於いて、彼自身の口から、アルバムが先に発売されているはずだということを知って、初めて多くのジェジュンファンは現実を捉えたのかもしれない。

 

 

そんな事は、Cjesに入った時から、彼の言動を見ていればわかる。

 

 

現に古くからのジェジュンファンと、2010年11月には、彼だけがCjesの中で、自分の考えを貫こうとしている。彼だけが汚い価値観の中で、自分だけは綺麗にいたい、染まりたくなりと思っているよね、という話をしたことを記憶している。

 

あの頃、私も彼女も、ここまで酷い状況になるとは思わなかった。

 

それでも、最初のJYJのアジアツアーで彼に何もかも不都合を押しつけたコメントをCjesが出した時から、おかしいと感じていた。

 

 

 

あれから、6年の年月が経った。

6年の間に、どれだけのことがなされてきたのだろうかと思う。

 

 

 

彼が全く歌えなかった3年間。

あれだけ日本で歌って来た彼の歌声を封印するのに、Cjesが躍起となっていた頃。

 

 

あの頃、Cjesは、彼がメインヴォーカルだったというイメージを払拭するのに必死だった。だから、絶対に彼に一人で歌う場所を与えなかった。

 

JYJのメインヴォーカルのポジションを奪い取り、彼にソロ歌手としての場所を与えず、ドラマの仕事とモデルの仕事以外与えないことで、彼の韓国でのポジションを歌手の座から引きずりおろし、俳優のイメージへと塗り替えることに成功していた。

 

そんな状況を見る度に、堪らない気持ちになった。

 

 

 

どうしてあれだけ日本で歌えていた人が、韓国では歌えないのだろう、と思った。

その度に彼の気持ちがわからなくなり、彼のファンでいる自信が揺らいでいった人も多かったと思う。

その度に、「ここがファンとしての正念場」と自分に言いきかせ、記事にも書いてきた。

 

でも、本当の正念場は、これから始まるのだ。

 

 

 

今までジェジュンの日活を信じて彼のファンであり続けた。

 

 

入隊前は、「今、日活を再開しても、軍隊で二年、離れることになる。軍役を終えてから再開した方がいい」

そう思って、彼の日活を信じて待ってきた。

 

 

 

入隊した今、「きっと除隊後は、日活を再開してくれる。韓国人としての務めを果たしたあとは、きっと日本の事務所と契約をして、正式に日活を再開してくれるはずだ」

そう信じているファンは多い。

 

 

 

入隊前も入隊後も、ファンの一縷の希望は、「除隊しさえすれば、日活が出来る」と信じて疑わないことだった。

 

 

でも、彼が、除隊後も何も変わらず、Cjesに所属し、今までと同じスタイルで来日スターとしての公演しかしなければ……

韓国語のアルバムを韓国で出す事しかしなければ……

 

 

いつまで彼のファンは、もつだろう。

 

 

 

もう、「除隊すれば」という希望はなくなる。

 

 

 

除隊という一つの大きな人生の節目にも変わらなかった彼のことを、次はどんな節目を希望にして待ち続けていけばいいのだろう。

 

多くのファンは、彼をそれでも待ち続けることが出来るだろうか。

 

 

 

 

彼の日活が打ち切られた時、

 

彼の韓国での状況を知った時。

 

最初に思ったのは、日本に帰るまで10年はかかる、という思いだった。

 

10年という数字には何の根拠もない。

あえて言うなら、10年経てば、昔の彼を知らない日本になるだろう、ということだった。

 

それなら、東方神起の彼でも、日本に戻って一からやり直せるかもしれない、と思った。

 

何の根拠もない数字だ。

でももう日活が打ち切られて、まる6年。

 

除隊した来年は、間違いなく、彼の人生の転機となる一年のはずだ。

この一年に何の動きもなかったら、彼の日活への指標をどこに置いて、ファンは彼を待ち続ければいいのだろう。

 

 

いつか、いつか…

いつの日か、きっと帰ってくる。

きっといつか日本活動を再開してくれる。

きっと日本の事務所と専属契約を結んでくれる。

 

ただひたすら願い続け、待ち続けている気持ちの指標をどこに定めれば、ファンは待ち続けることが出来るだろう。

その時、ファンは、どれぐらい持ちこたえる事が出来るのだろう。

 

ふとそんな事を思った。

 

本当の正念場は、これから始まる。

そして、それは、終わりのない正念場の始まりなのかもしれない。

 

これから本物の彼のファンだけが残って行くのかもしれない。

 

歌手ジェジュンの本当の正念場は、これから始まる。

 

 

そして、ファンにとっての正念場も……