もう何回目なのだろう。彼がMoldirのアートディレクターになって、歓迎されたのは、最初だけだった。
非難の始まりは、あの無責任極まりない笹原のひと言が発端だったと思う。

「日本で活動したいなら、副業はやらない方がいい」

この人間の発言のほとんどが嘘や言い逃れだったのは、彼の入隊前の動向と発言のズレを検証すれば、明らかだ。
そんないい加減な人間が放った発言を信じて、彼がMoldirの仕事に関わるたびに徹底的に彼を批判する嵐が巻き起こる。

今回も、新作のTシャツやトレーナーの画像がアップされた途端、非難轟々の嵐だ。
彼がモデルを務めているとわかる画像も検証されて、まるで犯人捜しの悪者扱いだ。
自分がデザインしたものを着てどこが悪い。
だいたい、広告でも何でもない。店内に置かれている写真だ。
そして、服務中のために、顔は出していない。
検証して、騒いでいるのは、ファンだけだ。

「日本活動をする気はないのね。」

「本業で勝負しろ。副業なんかしてる暇があれば、本業をするべき…etc.etc.

彼がMoldirに関わるたびに起きる非難の嵐。

うんざりする。

私のファンとしての立場は、一貫して変わらない。
もう理由を書く気にもならない。

私は彼のファンであって、彼の人生に責任を持てる訳じゃない。
彼の人生は彼のものであって、一介の私ごときが口出し出来る資格もない。

だいたい、芸能人が副業をしてはいけないなんて、誰が決めたのか。
日本の芸能人だって、歌手だって、副業をしている人はいっぱいいる。

仮に彼が日本事務所と契約する時に、副業が問題になるのなら、それは彼と事務所の間で話し合うべき問題であって、ファンが口出しする問題ではない。

何のどんな権利があって、そこまで口出しするのか。

歌手としての活動を封じ込められ、歌う場所も与えられなかった彼が、その環境の中で、精一杯の努力をして、アルバムを残していったのを私は忘れない。

寝る時間を削ってまで、ファンの為にアルバムとホロコンを残していった彼に、これ以上、本業を頑張れと言うのか。

歌いたくても歌えなかった彼に、本業をやれ、と言うのか。

歌えなかったのは、彼が選んだ道ではない。
日本活動が出来なかったのは、彼の責任じゃない。

私は、頑張ってきた彼に、これ以上、頑張れとも本業をやれとも言えない。
十分、彼は頑張ってきたのだ。

もう、うんざりだ。

私は、彼を批判する心を持たない。

彼の選択は、私の選択だからだ。

彼は、自分の思う通りに自由にやればいい。
ファンの批判など、気にする必要は一切ない。


追記

最初にWeiboの画像を上げ、彼を批判するようにファンを煽った人間は、裏アカで彼を何度も貶めた人間だ。笹原に通じるこの人間の表の顔と、背後に誰がいるのか、冷静に考えるべきだ。
何度もファンを煽って、彼を追い込むのは、誰の何のためなのか。
ファンが嵌められ、罠に落ちていく。
彼から、歌う場所を取り上げ、日本を取り上げようとする人間は、最後の砦であるファンをも取り上げようとしている事に気づくべきだ。