昨日から、随分と慌ただしい。
ユチョンのソロミニアルバムが発売されると発表され、半日後には、ジェジュンのフォトブックが発売されるという。
フォトブックは、3冊あるという写真集のページ数も未定なら、DVDの収録時間も未定とのこと。
いつものように限定数の販売で、予約に焦る人もいるのかもしれないが、私は買わないことにした。

ジェジュンが日本ファンの為に用意したものは今までもいくつもあった。
日本でのファンミやコンサートのDVD。デビュー10年の記念に日本ファンの為だけに作られた切手、そして2月に行われるホログラムコンサート。

彼が日本ファンの為に用意する時、必ず彼は日本語で語り、日本語でメッセージを書く。
彼の中に、日本では日本語を話し、日本語の歌を歌う「ジェジュン」でありたいという強い意思を感じる。
その「ジェジュン」でいるために、彼は日本語を忘れないように努力し、日本メディアの取材には必ず日本語で応えてきた。どんな些細な機会でも掴まえて、日本語で会話する努力を続けてきた。

「日本語を忘れない為にかなり努力している」と話している。

その彼が日本ファンの為に作ったフォトブックに日本語がない、ということに私は最初に違和を感じる。
彼が本当に企画し、日本ファンの為だけに用意したものであるなら、必ずどこかに日本ファンに宛てた日本語のメッセージがあるはずだ。いや、どこかというよりは、その全編が日本語に違いない。今までも彼は必ずそうしてきたからだ。
けれども今回のフォトブックは、韓国語で話す彼に日本語の翻訳がつく。
彼のメッセージの何処にも日本を感じさせるものはないように思える。
そして、内容は未定だという。
3冊の写真集とDVDという外枠だけが決められ、内容は未定。
まるで決して開けられないパッケージに入ったものを買わされる感覚だ。

また、ある人が撮影した彼のショットが含まれるという。
その一文を読んだとき、購入意欲を完全に失った。

私はこの人物を最初から信用していない。
彼がこの人物を重用し、信頼し、可愛がっていた時から、「彼を裏切るなよ」とずっと思っていた。
でもこの人物は、彼を裏切り、彼を窮地に追い込んだ。
彼の信頼も親愛も平気で裏切ったのだ。
そして、何事もなかったように彼に寄り添い、彼の世話をする。
入隊中の彼を平気で裏切り、窮地に追い込んだこの人物が、彼のどんなショットを撮影したというのか。数多くのショットの中からどんなものをチョイスするのか。
今までもこの人物のように、彼の親愛を利用し、自分を特別な存在のように勘違いした人間がいた。彼の側にいるという地位を利用して、彼に近づきたいファンの心理を煽り、自分だけが知りえる特別な情報や画像を出しては、自分が彼と特別な関係であることを誇示する。
そして、自分を特別な存在と勘違いする。
ファンからチヤホヤされ、多くの物品を受け取るうちに勘違いするのだろう。
そうやって彼の親愛を裏切る。

本当に彼にとって特別な存在や友人であるなら、自分がそういう立場であることをあえて誇示しないだろう。ファンにも決して近づかない。
彼との関係において、そのような感情を誇示する必要が全くないからだ。彼との関係が普通の信頼された友人関係であればあるほど、その感情は必要ないと思える。
誰が自分の友人とのプライベートを誇示する必要があるだろう。大切な関係であればあるほどに、その信頼関係において、人は口を閉ざすのではないのか。
そうやって彼は今までも芸能人でない何人もの人間から裏切られてきた。

事務所の言うことは矛盾している。
入隊前に彼が用意したものであるなら、最終調整など必要ないだろう。
彼は仕事に関しては完璧主義なのだ。
日本のファンに発売されるものを事務所任せにするわけがない。彼が自ら企画したというのなら、その全てを最後まできちんと準備して入隊したはずだ。
最終調整や、内容が未定などという筈はありえない。
彼という人の今までの仕事の仕方、仕事に対するスタンスを考えれば、自ずとそのような疑問が湧いてくる。
だから、私はこのフォトブックが彼が企画、用意したものだという事務所の説明を信用出来ないのだ。

こんなに事務所が慌てて発表し、集金するのには何か理由があるのだろう。
そして、その理由は決してジェジュンには関係ないものだと言える。なぜなら、軍隊にいる彼には、急いで集金しなければならない理由が見当たらないからだ。

彼が本当に用意したアルバムは、発売日すら未定のままだ。
もし、彼が入隊前にアルバムの事を言わなかったら、本当に発売されることになっただろうか。それすらも怪しい。
イベント日を大事にし、ファンを大切にする彼は、もしかしたら、クリスマスプレゼントにアルバムを発売しようと思っていたのかもしれない。そして、誕生日にバースデーコンとしてホログラムコンサートを開催する。
そういう彼の思惑がことごとく、事務所の都合ということで潰されたとしても、入隊中の彼にはどうすることも出来ない。
今は、アルバムが無事に発売されることすら、彼自身、懐疑的になっているやもしれない。

ド平日にホログラムコンサートを開催し、やっつけ仕事のようなフォトブックを彼の企画したものだといい、アルバムの発売を未定にする理由は何なのだろうか。

ホログラムコンサートを開催し、アルバムを発売してみたけれど、不人気だった。売れ行きもよくなければ、コンサート会場には空席が目立った。
フォトブックも発売してみたけれど、売れ残りも出るようなぐらい売れ行きがよくなかった。
軍隊にいる彼に、偽造した画像を見せ、偽造した情報を与えることなど、朝飯前かもしれない。

そして、彼に「日本では人気がなくなった」「日本ではファン離れが進んでいる」と信じ込ませるのだろうか。
「日本で歌手としての需要はない」「日本からのオファーはない」「日本語では歌えない」と信じ込ませたように。

除隊までの一年。何が起きるかわからない。
伏魔殿のような事務所の中で、今まで彼はたった一人で闘い続けてきたのだから。

事務所を注視し、彼の帰るべき場所を守り抜くのは、ファンしかいない。
その為には、事務所の思惑にNOを突きつけることも時には必要かもしれない。

彼の日本への気持ちを大切に守り抜きたい。
それだけが、私が一人のファンとして出来ることだ。