国歌斉唱に端を発したジェジュンの一連の件で、事務所の対応が明るみになる中、DVD販売に関する事務所の関与がハッキリと回答され、目下のオンリーの願いは、「彼が事務所を出ること」「彼が決断すること」に集約されてきているように感じる。
twitterでも彼にその希望を直リプするツイが増えていると聞いた。
今の事務所の不手際というには余りにも作為的な嫌がらせは、オンリーの我慢の度を超えているということだろうか。
彼が彼らしく仕事出来る場所。彼がやりたいことを出来る場所。彼をもっときちんと扱ってくれる場所。彼が自由に自分の考えで仕事出来る場所。日本活動の出来る場所。
反日思想を持つ俳優と次々契約を結び、反日行動をするメンバーのいる場所では、とてもまともな日本活動は出来ない。日本活動を復活させるには、日本事務所と契約を結ぶことが先決であり、今の事務所にいる限り、到底、日本事務所と正式な契約は出来ない。反日思想を掲げる事務所とまともな契約を結ぶ日本事務所はない。
これらの懸念から、彼が除隊後、事務所を出る事を希望するオンリーは多い。いや、オンリーであるなら、その願いは当然の事なのかもしれない。

「事務所を出ること」

SMという大手事務所を出た彼に残されたカードは、一枚しかないと私は思っている。
他の事務所に移ればいいという考えは実現不可能だと思える。
大手事務所を出た時点で、その可能性は限りなくゼロに等しかった。どんなに法的勝訴を勝ち取っても、依然、何ら環境の変わらない状況では、韓国の音楽業界で、普通に活動出来る可能性は皆無に等しい。

5年前、SMを訴えた時、少なくとも彼だけは、金銭的な理由より自分のポリシーの実現に重きがあったように思う。確かに奴隷契約と呼ばれる過酷な労働条件の下で、適正な報酬も貰えないことへの不満はあっただろう。けれども他メンは、avexに借金をしていたのに対し、彼だけは借金がなかった。その点からも彼にとって、事務所を訴える事の大きな理由は、金銭的な問題よりも自分のポリシーに基づくスタンスだったのではないか。
あくまでもアメリカ方式のエージェント契約という形を追求したかったのではないのかと思う。それが、現事務所への経営の関与や、所属契約を拒ませている大きな原因なのではないかと感じる。
そういう彼のスタンスを受け入れる事務所は、韓国にはない。
大手事務所と現事務所を経て、新たに契約を結ぶ事務所がある可能性は非常に少ないと言える。
そんな彼に残されたカードは、「独立」というカードしかない。
あちこちのブログを読んでいると、彼に独立を望むオンリーは多く、それは彼の決断一つで実現出来るように書かれている記事やコメントが多い。
しかし、果たして、独立は、彼の決断次第なのだろうか。

2007年02月06日11時38分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

韓流スタークォン・サンウが、これまで芸能界に浸透していた組織暴力団の被害者だった事実が明らかになった。

ソウル中央地検刑事3部はクォン・サンウを脅迫してマネジメント権を行使してきた暴力組職出身マネージャーパク某氏(28)を逮捕起訴し、クォン・サンウに日本でのイベントを強要した疑い(強要未遂)で、元ソバン派組長キム・テチョン氏を一緒に起訴するなど6日、芸能界組織暴力団関連捜査結果を発表した。

刑事3部によるとパク氏はヤン・ウンイ派行動隊長の息子で、シン・ハクトン派組織員出身。2003年5月から2年間クォン・サンウのマネージャーとして活動してきた。彼はクォン・サンウが元所属社であるI社と契約が終わる昨年9月から自分と専属契約を結ばなければマスコミに弱点を暴露すると脅迫、これに屈服したクォン・サンウは「マネジメントをパク氏に任せ、これを破れば10億ウォンを支給する」という内容の覚書きを書いた。

特にパク氏は「私は刑務所に行っても楽に過ごすことができるが、芸能人スキャンダルが知られればどれだけ波紋が広がるか分かるか。無事ですむと思うか」とクォン・サンウを脅かした。

キム・テチョン氏も日本ファンミーティングイベントでクォン・サンウを脅迫した。刑務官にわいろ供与の疑いで昌原(チャンウォン)地検(晋州)チンジュ支庁に拘束されたキム氏はクォン・サンウに対する強要未遂の疑いで追加起訴され、現在、拘束執行停止状態で裁判を待っている。

これとともにクォン・サンウの元所属事務所I社代表のハン某さんも新しい所属事務所を脅迫して数十億台の金を受け取った疑いで法廷に立つ。ハン氏はI社がY社に移ることになると所属芸能人たちの弱点を暴露するようにY社を脅迫して25億ウォンの債権を放棄させ、追加で8億ウォンを受け取った疑いで在宅起訴された。

しかしハン氏は「Y社側から受け取った33億ウォンは、脅迫して受け取ったのではなく、適法の範囲で受け取った」と主張した。一方、クォン・サンウ側はこの事件とかかわった日刊スポーツの質問に「まだ何も言えない」とノーコメントで一貫した。

「クォン・サンウ脅迫事件」関連の3人を起訴
2007/02/06(Tue) 12:00

映画俳優のクォン・サンウ脅迫事件に関連した疑いをかけられている3人が裁判となった。ソウル中央地方検察庁刑事3部はクォン・サンウさんを脅迫して覚書を書くようにした疑いで、前マネージャーのペク容疑者を逮捕・起訴し、クォンさんの新しい企画社を脅迫して、数十億ウォンを受け取った疑いで、ハン容疑者を書類送検した。

ペク容疑者は2005年11月、有名芸能人賭博事件が起こるとクォンさんが賭博場に一緒にいたという未確認の内容を公開すると脅迫して「マネジメントの権限を自分に渡し、違反した場合、10億ウォンを支払う」という覚書を書かせた疑いである。ハン容疑者はクォンさんが新しい企画社へ移籍すると、クォンさんとは別の有名芸能人の私生活を暴露するとして新しい企画社を脅迫、33億ウォンを受け取った疑いだ。検察関係者は「暴力団出身関係者が芸能界の事業で各種利権に介入しているが、被害者が大部分黙秘しているため、捜査が困難だ」と明らかにした。

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こんな昔の記事を引っ張り出してきたのには、理由がある。
それは、彼が今の事務所に移り、ずっと抱いてきた懸念にある。

3人の日活が打ち切られ、avexと係争していた頃、両国やひたちなかに関与したH氏は、ここだけの話と言って、事務所の代表者の過去の事件の真相を書き送って来たことがある。そのやり取りもメールも今も手元にある。それはアメブロのメッセージではなく、ヤフーアドレスに送られたものだったからだ。
彼曰く、代表の逮捕された過去の事件は、実は無罪であり、全てはクォン・サンウ氏を守る為に自らが被った罪だったというものだった。その文章の中で、何度もジェジュンの名前を出して、如何に彼が代表を信頼しているか、訴訟後、SMの合宿所を放り出され、行く宛のなかった彼らを代表は自らの家に匿ったのであり、彼がいなければ、路頭に迷うところだったのを助けられた命の恩人とも言うべき人物であると書かれていた。
確かH氏は元avex社員だったはずだ。今から思えば彼からのメールはある明確な意図を持って送られてきたもののように思える。それでもその頃、彼から情報を貰ったブロガーは、こぞって事務所と代表を擁護する側に回り、記事を書いた。情報が錯綜し、何が真実か見えない中で、日活を打ち切られたショックだけが残っていた。代表の正当性が認められれば、すぐに日活は復活出来るだろうと皆が考えていたし、そう信じてた。それは、ジェジュン自身もそうだったに違いない。

信じたのか、信じたかったのか。信じようとしたのか。

この3つの言葉は、似ているようで、全く違う響きがある。

エージェント方式を最初から自分の活動に取り入れようとしたのは、ジェジュンだけだった。事務所を出て、最初に手がけたソロ写真集の仕事の仕方を見れば、そこに彼の考えが現れている。
あの写真集は、彼が全てをプロデュースしていた。メイキングのDVDまでつけ、化粧箱に入れられた装丁本には、隅々にまで彼の気配りが施されている。
そうやって作り上げた写真集。作成までは彼の思う通りだったかもしれない。しかし、販売経路に関しては、実にお粗末で酷い有様だった。韓流ショップを通しての販売販路しかなく、一般には流通しなかった。露店で売られるような扱いまでされた。
彼の望むエージェント方式は、最初から機能しなかったのだ。機能しなかったのではなく、機能させる気がなかった。

韓国の芸能界と、韓国という社会を知るにつけ、彼の考えが如何に突出した考えであるかわかる。
反日思想が当たり前の社会において、多くの日本ファンを持ち、莫大な日本市場を持つ彼は、異色の存在だと言える。単に外貨を稼ぐだけの対象として割り切った日活のあり方を選ばず、現地化した日活を望む。
あくまでも事務所と対等の立場を堅持しようとし、決して所属契約を結ばない。
家族、同族意識が強く、同じ会社や事務所に所属する人間とは、一心同体の濃密な関係を結ぶ傾向にある韓国社会の通念において、事務所と一定の距離を取ろうとする彼のあり方は、およそ韓国人のあり方からは外れている。
彼の方が、韓国社会においては異端者とみなされる。

今、過去の記事を引っ張り出してきたのは、事務所の代表者がどういう人間なのかということをあらためて考えてみたいと思ったからである。
この5年間に起こった数々の出来事を振り返るにつけ、今は到底、H氏の言ったように代表者の過去の罪が無実だったとは思えない。
それは、この5年間に思い返すだけでもいくつもある彼への明らかな嫌がらせに、尋常でない、普通の感覚を逸脱したものを感じるからである。
少なくとも、SMは商品を扱うという点においてまともな事務所だった。確かに奴隷契約とも言える利益配分の不公平はあっただろう。しかし個々の芸能人の能力と価値だけはしっかりと把握できた事務所だったと言える。芸能人としての商品価値を見極め、それを守ることには特化した事務所だった。

この5年間、彼に対する事務所からの嫌がらせは、とても多くの収益を事務所にもたらす芸能人にたいするそれではなかった。まるで虐めの縮図ともいうべき嫌がらせは、最初の海外アジアツアーから始まっていた。JYJの活動の責任の全てを彼に押しつけ、何かトラブルが起きれば必ず彼の名前を前面に出し、都合良くエージェントとしての発言に終始した。彼の名前を隠れ蓑に事務所の不手際を隠した。今から思えば、数々の不手際は実際に事務所に能力がなかったのではなく、彼の名前を貶める為にわざと用意されたものであったかもしれないと思うほどだ。

サセンに代表される数々の事案は、その主謀者が誰でどういう人物なのかということを今一度思い出させる。
素人ではない。芸能界に精通し、有名俳優のマネージャーを勤め上げた人物が立ち上げ、管理運営している事務所なのだ。最初から不手際などあろうはずはないとさえ今では思える。

こんな人物が一人の歌手の運命を握ることなどいとも簡単な事ではないのか。
それが証拠に、彼の仕事は、彼自身が選んでいるようで、巧妙にコントロールされてきた5年間でもある。
歌手としてのオファー、日本からのオファーを徹底的に遮断し、彼に俳優としての仕事しか選べないように巧妙にコントロールしたとさえ思えるほどだ。

こういう人物の経営する事務所から独立することは容易いことではないだろう。
それは、SMよりさらに困難な道かもしれない。

芸能界の裏を知り尽くした人間、過去にマネージャーの地位を利用して、脅迫事件まで起こした人間の思考回路も手法も、そうやすやすと変わるとは思えない。

そんな事務所の中で、彼が自分のスタンスを守り続けてきた5年間であり、活動だったということをあらためて考える時、彼が除隊後に、決断さえすれば事務所を出れるほど、物事は簡単なことではないのだと感じる。

軍隊という場所に居てもなお、事務所からの圧力があるとすれば、彼がこの事務所から抜け出すことは容易なことではないように感じる。

彼は、これほどの人物と一人で対峙してきたのだと思うと、今も戦い続けている彼に、これ以上なにも言えない。
彼が除隊後にどのような場所を選択しても、それを見守り続けることしか出来ない。

私はとてもなにも言えないのだ。