いつも書くことですが、今回の記事にも個人的見解が多く含まれています。私のファンとしてのスタンスに批判的な人は、reviewも含めて読むことをお断りします。この場所も訪れないで下さい。批判コメントには一切対応せず、送り主はブロックします。IPアドレスごとブロックしますので、アカウントを変えても無駄です。


私は、かつて「踏ませて守る」という記事を書いた。あの時は、その懸念が現実のものではなかった。しかし、今、軍隊にいる彼を見て、いよいよその懸念が現実のものとなる日が来るかもしれないという覚悟をしている。
どんな時でも、どんな行動をしても彼を信頼し、彼を支持する。
それがたとえ、反日に繋がるような言動であったとしても、彼が軍人である限り、彼が韓国人である限り、それは彼自身を守る唯一の手段だと信じることができる。なぜなら、彼の有り余るほどの日本への思いも感情も知っているから。日韓の状況が悪化する中でも、彼の日本に対する態度は揺るがなかった。どんなに批判されようと彼は自分の気持ちを曲げなかった。そんな彼を知っているからだ。

光復節記念コンサートにジェジュンが出演するという情報にチケット代行業者が動き出していると聞いた。

業者が動き出すということは、需要があるからに他ならず、日本人ファンで、光復節の記念行事に参加する人間がいるということに他ならない。
需要があって供給があるのだ。

ありえない。参加しようとしているファンは、日本人が、光復節の記念行事に参加するという意味を何も感じないのだろうか。
ただ、短絡的に「ジェジュンを見たい」「ジェジュンに会いたい」「ジェジュンの歌が聴きたい」
そんな感情で参加出来るほど、簡単なものではないということを知っておきべきだ。

ジェジュンのファンになって、私は、今まで全く興味も関心もなかった韓国という国に対して、多くの興味を持った。

それは、最初は、一種の憧れのようなものだったかもしれない。近代的に整備された都市、車内でも勉強する人を多く見かけるほど、勉強熱心な国民性。欧米的な感覚。自分の意見をハッキリ表現する国民性。ジェジュンを通じて知り合った韓国ファンはどの人も親切だった。
似て非なるアジアの隣国は、どの部分においても非常に興味深かった。個人的に知り合った韓国の大学生達もどの子も非常に親日家だった。
その頃の私は、韓国という国に対して、好意的な感情しか持っていなかった。

しかし、イ・ミョンバク大統領の一連の行為から、決して韓国という国は、親日的ではないのだという現実を知ることになった。
なぜ、2000年というほんの最近まで、韓国で日本の出版物も音楽も禁止されていたのか、なぜ、韓流ブームが来るまで、韓国という国に何の興味も持たなかったのか…
そういうことを一つ一つ、知る為には、嫌でも両国の間に横たわる歴史に目を向けなければならなくなった。

ジェジュンという人を通して、日本と韓国という二つの国について、歴史も踏まえて深く考えるようにならざるを得なかった。

それは、彼が非常に日本に好意的だったからに他ならない。
彼の歌手としての歩みを考える時、日本の影響は計り知れなく、その事が彼に日本という国に対する特別な感情を持たせているのだということ。
彼の言動だけをファンとして見てきた時、彼のような感情を持っているのが、韓国人のポピュラーな考え方だと信じ込んでいた。
その考えが、彼というフィルターを通して韓国というもの、韓国人の考え方を見ていたのであって、そのフィルターを外せば、彼の考えや感じ方が韓国では特殊なものであるのだという現実を知ることになった。

事大主義という思想が深く浸透している韓国に於いて、大国に従うのは当たり前だが、格下の日本に従うこと、何か影響を受けることは屈辱的という考えがある。
あくまでも日本は自分達が支配する側であって、日本から支配されるようなことがあってはならないのだ。
そういう感覚は、ファン社会に於いても感じることが度々あった。
彼が日本に特別な感情を持ち、日本に好意を寄せるから、ファンも同じ立場を取る。しかし、そうでなければ、日本も他の国と同じように一つの国としてしか扱わないだろう。
彼が日本を望むから、甘受しているだけという感覚の持ち主も多いのではないのか。
実際に、韓国のコンサートに行ったとき、日本ファンの前で、堂々と日本人に対する悪口を話す若いファンもいた。
彼が日本ファンに特別な感情を現すことを好意的に捉えないファンも多い。

光復節に出演するのは、軍の命令に他ならない。
もし、彼が芸能人のままだったら、このように政治色の強いコンサートには決して出演しなかっただろう。
芸能人でも反日活動する人もいれば、政治的言動をする人もいる。メンバーが反日のシンボルとも言える行動をしたのは記憶に新しい。
しかし、彼は決して政治的発言もしなければ、反日活動もしなかった。政治とは遠い距離のある場所にいようとした人だった。
しかし、そんな彼は、今、政治の最たる場所にいる。
トップアイドルの彼を手に入れたことを、軍が利用しない手はなだろう。
彼を使って、軍の広報、宣伝活動にどんどん利用することはありえる話である。
彼は、今までの芸能人と違い、国策であった韓流ブームの筆頭を行くアイドルである。
今でも日本で絶大な人気を誇る彼を、軍が反日活動のシンボルとして利用する可能性もあるかもしれない。
独島の歌を歌わされるかもしれないし、反日言動を求められることもあるかもしれない。
日本で人気を誇る彼に反日的な言動をさせることによって、軍の教育により考えが変わったというアピールの格好のモデルにされる可能性だってあるのだ。
それぐらい、彼には利用価値があるということの証拠かもしれない。
軍隊の服を着た彼の画像を撮影し、チラシに入れることで、今、彼の置かれている立場を感じる。

軍隊に於いて、多くの若者が話すように、「頭を空にして、何も考えないようにしてただ過ごした」というほど、自分の思想や価値観は全て捨て去り、命令に従うことだけが、唯一自分を守る方法になる。
どんなに理不尽な要求をされても、命令に背くことは絶対に許されない。
それは、日本に好意的な彼にとって、時には耐え難いことを要求される可能性もあるかもしれない。
そんな時、私は彼に躊躇なく命令に従う道を選んで欲しいと思っている。
日本という踏み絵を踏まなければならないときには、躊躇なく踏んで欲しい。
そうでなければ、彼自身が非常に危険な立場になるからだ。

軍隊という非常にナショナリズムの高い閉鎖的な場所では、彼のような価値観を持つことが、醜い感情の餌食になる懸念もある。
彼だけが特別にコンサートに出ることによって、醜い感情の対象になることも十分考えられる。
それは、彼が望まない命令であっても、彼だけが特別待遇されていると捉える兵士もいるかもしれない。
そういう感情の蠢く場所に彼がいるということを覚えておかなくてはならない。

反日発言をしても構わない。
反日活動をしても構わない。
日本という踏み絵を踏まなければならないときには、躊躇なく堂々と踏めばいい。

彼は今軍人であって、芸能人でもなければ、歌手でもないのだ。
国策に逆らうことも、疑問に思うことも、自分の主義を主張することも許されない韓国の軍人なのだ。
その彼が無事に歌手として、芸能人として、戻って来ることが出来るなら、どんな事をしても構わないと私は思っている。

「韓国には来たらダメだよ。来てもいないから」

これは、私達が知ってる歌手ジェジュンはいない、という意味だったのかもしれない。
彼は、入隊中、おそらく自分が軍に利用されるかもしれない、広報活動に利用されるかもしれない、ひいては、反日活動に駆り出されるかもしれない、ということを覚悟していたのかもしれない。
だからこそ、軍人の自分を消し去るぐらい、多くの仕事を直前までこなして、「本当に軍隊に行ってるの?と言われるぐらい、多くの物を残した」と言うほど、頑張ったのかもしれない。

軍隊生活は始まったばかり。まだ500日以上も残っている。

彼が多くのものを覚悟して入隊していったように、私もファンとして多くの覚悟をしなければならないだろう。
彼が軍隊の服を脱ぎ去るその日まで…