「Reunion in Memory」が始まる。
1年4ヶ月ぶりのライブツアー。
日本語のシングル発売という大きな贈り物がついていた。
こんな未来が用意されてたとは、思いもしなかったあの頃…
「また会える、また会えるから」
「きっと会える」
何度も彼は、ファンに向かって、そう言った。
まるで自分に言い聞かせるように。
それ以降、彼は、日本活動について、一言も語らなかった。
口にすら出さなかった。
時折、日本語で話したり、呟いてくれることでしか、彼から日本への想いを感じ取ることさえできなかった。
半年後、彼は、突然、実業家として日本に舞い戻った。
すべては、そこから始まった。
実業家の彼は、新しい顔をしていた。
自信に満ちた若き実業家として、明るい笑顔を見せた。
その後の展開に、ついていけないほどのスピードと意外性で、彼は、日本に戻ってきた。
「日本では日本語で歌いたい」
「日本語のCDを出したい」
「以前のような活動がしたい」
「音楽番組やバラエティーに出たい」
彼は全て叶えた。
日本語のシングル発売。
ソロ歌手ジェジュンとして、正式にデビューする。
今日からが新しい始まりだ。
新しい彼に会ってきます。
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