週刊誌表紙の写真取り違え。
ユチョンの記事の大見出しの下に挙げられたジェジュンの顔。
韓国に戻った途端にこれだ。彼が暗い顔するのもわかる気がする。
ドリフェスまで約二週間。
このままスンナリ行くとは思わなかったが、今回の出来事は余りにもお粗末でわかりやすかった。
最初の頃の巧妙な手口とは比べ物にならない。
それほど焦っているのか、もう止められないのか。
日本のフェスティバルに出るのがよほど妬ましいらしい。
日本での評価を下げるのには、日本の週刊誌と思ったのだろう。白羽の矢を立てられたのは、女性誌の中でも一番購読数の少ない週刊女性だった。
「単純なミス」と編集部は、言い訳に必死だが、何を聞いても「担当者がいないので、お答えすることが出来ません」には呆れた。
「相手が日本の芸能人であっても同じ対応をするのか?」という問いにも「責任を持って答える立場にないので、申し訳ありません」の繰り返しだった。
当然ファンが求める発売中止、回収は、多大な損害をもたらす。
これが、ジャニーズ事務所のタレントだったら、何が何でも回収するだろう。
所詮、芸能界は、権力の構図であり、それに不随したゴシップ週刊誌にも、当然その構図は当てはまる。
他メンなら厳重に抗議するCjesが沈黙するのも、暗黙の関係を物語っている証拠とも言える。
今まで何度繰り返されてきただろう。
その兆候は、ドラマ撮影終了後の渡仏からあった。
女性スキャンダルが出たからだ。
同行の共演者は、今回の撮影クルーに選ばれた一人であり、カップリング撮影の相手という仕事上のことにも関わらず、まことしやかにあたかも交際しているような醜聞が流された。
フォトグラファーの仕事もドリフェスも、Cjesは全く絡んでいない。
自分が絡まない仕事には、一切の広報をしない。
実にわかりやすい態度だ。
フォトグラファーとしての彼が話題になり、あちこちで記事として露出しだすと同時に流されたスキャンダル。
韓国へ戻れば、次に待ち受けるのはドリフェスの仕事だ。
全く絡まないとなれば、所属事務所と胸を張ってきたメンツが立たない。
彼の下げ記事をばら蒔き、彼を窮地に追い込んで、事務所として手を差しのべる。
誰かに行なった手法を使いたくても、彼は事務所に助けを求めない。
苦々しい相手だ。
ならば、彼が一番堪える方法。
それは、日本での評判を落とすこと。
そんな短絡的な考えだったのだろうか。
子供でもわかる手口で妨害に出た。
これから、第二、第三の妨害があるかもしれない。
彼が日本での評価を高めれば高めるほど、それは酷く露骨になってくると思った方がいいかもしれない。
誰かの頭の中は、「嫉妬」の文字でいっぱいだろうから。
「おはよう」
ドアップで挙げられたウインクの百面相。
続いて挙げられる加工画像は、まるで彼の優しさそのものだった。
ああ、こうやってこの7年間、彼は、私達を守ってきてくれたんだったと思い出した。
Cjesに移った当初から確実に行われていた内圧は、彼が、ファンに心配をかけまいと一心に隠し通してきた。
ただでさえ、東方神起を離脱し、ファンは心配している。
そんなファンには、決して心配をかけたくない。
何が起きても、ファンにそれを悟られないように、自分でカモフラージュしてきた。
堪らなくなれば、決してそれを呟かず、指南書の一節を変わりにあげた。
何も言わずに耐え忍ぶには、余りにも酷いことの連続だったからだ。
普通の神経の持ち主なら、とうの昔に潰されていたはずだ。
彼が反日という感情の中で、事大主義の嫉妬の中で、潰されずに自分を保ち続けたのは、奇跡に近いかもしれない。
指南書を読み、歌詞に自分の感情を吐き出す事で、彼は、必死に踏みとどまってきた。
決して同じ土俵に登らず、同じ闇に落ち込まず、彼自身の価値観とスタンスを頑なに守り続けてきた。
除隊後、彼はただ耐えるだけの彼から、上手く相手を利用する側に変わったと思う。
もう隠しても、ファンは、彼が誰に何をされてきたのかを知っているとわかったのかもしれない。
隠さなくなった。
「どんな酷いことをされても…」
「わからないよー、人生何があるかわからないから」
そう言ってのけた彼は、今回の日本での喧騒に、いつもの優しさと明るさで対応した。
「時差ぼけ…ずっと眠いわ」
日本ファンだけに向けた日本語のツイ。
大したことないから、大丈夫だよ、という彼のメッセージ。
いつもこうやって、彼はファンの心配を取り除く。
「自分にはファンしかいない」
その気持ちを確認するかのように。
ファンにも彼しかいないのに・・・・・・。
優しいね、
いつも彼の優しさに包まれている。
※
週刊女性の一件は、想定内。
さほど驚きがありませんでした。
「ああ、やってくれたな」と思った。
所詮、この程度のことしか出来ない裏返しとも言える。
Cjesは、彼のパリでの仕事もドリフェスも苦々しく思っているでしょう。
韓国以外の場所で、彼が話題になること。目の届かない場所で、彼が交友関係を広げること。
この7年、Cjesが最も警戒した事です。
彼に韓国人としての自覚と、韓流スターだという自覚を植え付け、韓国での彼のポジションを知らしめる為の妨害と脅迫の繰り返し。
「歌手を続けるなら、芸能界では生きていけない」「歌手では生きる場所はない」
そうやって脅迫し続けてきたのは、一重に個人的な怨の感情でしかありません。
当事者ファンからすれば、これもまた、私の妄想だと言いたいのでしょうが、私はハッキリ、JYJファンから言われたのです。
彼以外のメンバーもファンも、彼が日本で活躍していたとき、どれぐらい彼のことを苦々しく思っていたのか。どれぐらい我慢して屈辱に耐えたのかということを。
「これからは、ジェジュンとジェジュンファンが我慢する番。今までいい思いをしてきたのだから、当然でしょ」と言われた。
だから、彼に何か不都合なことが起きても、どんなに理不尽なことが起こっても、他メンも他メンファンも沈黙するのは、そういうことだったのか、と納得したのを覚えている。
5人の東方神起時代、彼は、メンバーを愛したけれど、メンバーの温度差は明らかにあったのだと知った。
韓国では、グループファンよりも個人ファンが当たり前で、仲が悪いというのにも頷けた。
「みんな一緒に仲良く」は、競争社会、事大主義の韓国では到底通用しない価値観だということだから。
それでも彼は変わらなかった。
そんな彼は、相変わらず日本にだけ、特別な愛情を見せてくれる。
日本語のみでInsta.とも連動しないツイは、彼からのLoveletter。
彼は、26日、日本の歌手として復帰する。
それは、韓流歌手でも何でもない。
JPOP歌手として、日本のJPOPの祭典に出るのだから。
韓流ブーム真っ最中の時でも、誰も出演出来なかったのは、日本の歌の祭典だからだ。
そういう意味で、彼の出演は、日本の歌手として認められたに等しいのかもしれない。
きっと会場は、彼の優しさに包まれるだろう。
歌は、人となりを現す。
それを実感する日がやって来る。